『長安の春』が欲しい!

こちらが、講談社学術文庫版の『長安の春』(著:石田幹之助)です。 図書館から借りてきたもの。先日来、長安にハマった私はこの本を購入するつもりで書店をまわったものの、どこにも在庫はありませんでした。ならばアマゾンで入手しようと調べたところ… は…

キャラを楽しむ『貞観政要』

講談社学術文庫の『貞観政要 全注釈』を読んでます。 「貞観」とは、唐の太宗・李世民在位の元号。 つまりドラマ『大唐見聞録(唐磚)』で、雲くんがタイムリープした時代!つい先日まで私がどっぷり浸っていた時代です。『貞観政要』は、太宗・李世民と近臣…

『六人の嘘つきな大学生』

六人の嘘つきな大学生 (角川書店単行本) 作者:浅倉 秋成 KADOKAWA Amazon ミステリー好きだけど、警察モノ、弁護士モノ、若者モノはほぼ読まない(興味が無いから)という、偏った読者なのです。なので、普段だったらこういった若者モノはスルーしちゃうとこ…

『皆のあらばしり』 

皆のあらばしり 作者:乗代雄介 新潮社 Amazon 乗代雄介さんの作品を読むのはこれが初めて。先日の芥川賞の候補作です。書店の芥川賞候補特集コーナーで見かけて、いつもはあまり興味がないのだけれど、あらすじを見たら面白そうだったし、作品の舞台が地元だ…

まっちゃんに魅せられて

『マー姉ちゃん』にハマっていて、町子先生にどんどん興味が湧いています。ドラマで演じる田中裕子も可愛くて可愛くて。 関連本を入手しました。 「うちあけ話」は実家にあるのですが、未入手の「旅あるき」と一緒になっているので購入しました。町子先生(…

本の福袋

本を借りに市立図書館に行ったら、「本の福袋」という企画モノをやっていました。福袋には3冊の本がブラインドでパックされているのです。袋の表にテーマが書いてある。いろんなテーマがありましたよ!「ジャズ入門」「50代からのオシャレ」「本の周辺」「脳…

毛糸が何より大好きなあなたへ

……というキャッチコピーを目にした瞬間、もう絶対に私のこと言ってるやん!これピンポイントで狙われてるヤツ!と、中身を見ることもせずに速攻でレジに持って行きました。だってもう帯に宛先書いてあるようなもんですからね~(^^; 「世界のときめく毛糸の図…

クリスマスにはクリスティを

自分へのクリスマスプレゼント(!)が早々と届きましたー。見てこの段ボール!憧れの早川書房さんの社名入り段ボールですよー。メッチャあがる! でもって、この段ボールに入れられて届いたものは何かと言いますと…… アガサ・クリスティのクリスマスセット…

「紙魚の手帖」第2号

楽しみにしてた「紙魚の手帖」最新号を買ってきました。 前回の「ミステリーズ!新人賞」の受賞作品が載ってます。(私が二次で落ちた時の)村嶋祝人さんの「百円玉」。巧い小説でした。描写力があって、場の雰囲気を臨場感をもって表現できている。ぞわぞわ…

岸見一郎「数えないで生きる」

最近物忘れがひどくてちょっとヤバいな、と思っています。図書館で予約を入れておいた本を借りてきたのですが、一体全体なんでこの本を予約したのだか、全く思い出せない。記憶にないのです。私は新聞やネットを見て気になる本があったらすぐに図書館で蔵書…

原田マハ「リボルバー」

何を読んでもどこかテキストのようにとらえてしまう昨今ですが、こちらも非常に勉強になる作品でした。 リボルバー (幻冬舎単行本) 作者:原田マハ 幻冬舎 Amazon 原田マハさんの作品(特に美術系)は、知的好奇心を満足させてくれるアカデミックなエンタメと…

道尾秀介「雷神」

最近、新刊の帯の惹句に踊らされて買う日本のミステリ作品にはわりとガッカリすることが多かったのですが(たいていが煽り文句ほど面白くない。帯を見て買うのはカモか?ってな勢い)、久々に素晴らしい作品に出会いました! 雷神 作者:道尾秀介 新潮社 Amaz…

「青楼オペラ」

桜小路かのこ先生の「青楼オペラ」。コミックサイトで何気なく見つけて読み始めたらがっつりハマってしまいました!「一気に読んじゃもったいない!」と思いながらも面白くて一気読み。(12巻完結です) 青楼オペラ(12) (フラワーコミックス) 作者:桜小…

近況

ふっつりと更新しなくなってしまい、もしかしてご心配おかけしている向きもあるかと思いますが、大丈夫です。元気です。なんだか気づいたらブログが書けなくなってしまって。ブログだけでなくて小説も書けなくなってしまって。思いっきり立ち止まり状態です…

「花束みたいな恋をした」

坂元裕二オリジナル脚本で菅田将暉と有村架純主演で映画化された「花束みたいな恋をした」のノベライズ本とシナリオを読みました。 坂元さんの作品はいつも気になっています。ドラマはほぼ見るようにしているし、大抵間違いがない。「凄いなぁ。さすがだ」と…

「ナムジ」と「神武」

安彦良和先生の「ナムジ」と「神武」全8巻を一気読み。安彦先生の「虹色のトロツキー」は私の中でベスト3に入る神漫画です。「虹トロ」「王道の狗」「天の血脈」の近代史3部作(それと現在進行形の「乾と巽」)はどれも愛読書なのですが、不思議と古代史を題…

「スマホ脳」

昨今ブームのこの本、読みました。 そりゃそうだよねぇ…という内容ですが、スマホの「何が」人の心に良くないか、というのが明確にわかり、その点ではいろいろな事にも応用できる気がします。スマホの一番の害悪は、「常に気になってしまう」ところなのです…

徒然に、私のミステリ遍歴

小さな頃からずっとミステリが好きでした。最初はありがちに江戸川乱歩から。ポプラ社の少年探偵団シリーズを全巻持っていました。一冊ずつ買ってもらって、そのたびに胸に抱いてワクワクしながら貪るように読みました。その後、学校の図書館で出会ったオー…

ニコリの四字熟語パズル

欲しかった漢字パズルを取り寄せました!ニコリで出している「四字熟語パズル」です。 漢字パズルはあまたあれど、私はこれしかやる気が起きない。これが好き!これがやりたかった!でも、このパズル本、この二冊しか出ていないのです。しかも「1」の方はも…

漢字抜け熟語

最近漢字系パズルが好きです。やり始めると、つい夢中になって時間を忘れてしまう。いろいろと時間が無いっつーのにこういうことに没頭して更に無駄に忙しくしてる、というね。でも楽しいんだもん。ついついやってしまうのだ。コタツでパズル。おこもりの友…

アイリッシュが教えてくれたこと

日曜日の昼下がり、美味しいケーキと珈琲をお供に、古い時代の極上短編を読む至福。 「短編ミステリの二百年」ということだけれど(4巻のうちの1巻目ね)、ここに入ってる短編は本格謎解きではなくて、サスペンス風のものが多い。謎解きの快感は薄いけれど、…

これから読む予定の本

今日、図書館で借りてきた本です。 1月はこれらを読みます。資料本もあるので全部をきっちり読むわけではないですが。「くたばれジャップ野郎」は借りるの3度目です(汗)。読み切れなくて何度も借りてる。何度も借りるってことはちゃんと読みたいのだけど、…

コミック昭和史

物語を書いてる時に時々立ち止まって、時代背景を確認したりすることがしょっちゅうあります。設定が細かくなってくると、その都度歴史年表で対照してゆくのも難儀になってくる。いよいよ立ち行かなくなったので、重い腰を上げ(いつかはやらなきゃと思って…

来し方こそが物語

「女帝 小池百合子」を読んで石井妙子さんの文章に惹かれ、続けて「おそめ 伝説の銀座マダム」「日本の血脈」と読了し、今は「満映とわたし」(岸富美子さんと共著)を読んでいます。どれもぐいぐい引き込まれる面白さです。個人の人生の面白さに加え、日本…

主観だからこそ面白い

感想を共有したかったりで他の人の書いた映画レビューをよく読んだりするのですが、あらすじや出演者や監督の情報や技術的なことなどをいろいろ書いたうえで、ちょこっと自分の感想を入れる…みたいな、いわゆるデータベース型の文章が多い気がします。自分が…

我々はどこから来たのか、我々はどこへ行くのか。

【Amazon.co.jp限定】ダン・ブラウン『オリジン』上下巻 セット 特製MAP付 作者: ダン・ブラウン, ,越前敏弥 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/02/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 大好きなダン・ブラウンのラングドン教授シリーズ最…

自家製トマトソース

先日こんな本を読みました。 トマト缶の黒い真実 (ヒストリカル・スタディーズ) 作者: ジャン=バティスト・マレ,田中裕子 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2018/03/02 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 我が家はイタリアンが…

過ぎゆく時の中で、君はどこに行くのか。

ハロウィンも終わり、今年ももう11月になってしまいましたねぇ。 あっという間に年の瀬になりそう。ご無沙汰しております。こんなにブログを更新しなかったのって今まで無かったなーってくらい、サボってしまいました(汗)。一度サボり癖が付くと、なんだか…

私の台湾。「BPUTUS」やってみた!

雑誌「BRUTUS(ブルータス)」今月号の台湾特集の表紙が、現地台湾で話題になっているようです。「これ(台南にある普通の下町)が台湾を代表する風景なの?」という主に不満(?)を抱いた論調から、「私だったらこういう表紙にする!」「台湾といっ…

「劇場」単行本、出ました!

発売日に買いましたよ! 嬉しいねぇ(´∀`*) 「火花」の装丁より好きです。でも、作品のイメージよりちょっとハードボイルドかもなぁ。 出版記念のいろいろなイベントには行けませんが、なにやら楽しそうな企画がいろいろありますね。 写真展とか!ひゃー(;゚…