また一つ手放す

先日、39度の熱を出してPCR検査に行った時、「これでもしコロナだったら、このまま家に戻れず隔離、入院…最悪、そのまま帰れないなんてことになる可能性だってある」という不安で焦りまくり、なんでもっと早く部屋の整理や片付けをしておかなかったんだろうと後悔しました。
PCRの結果、陽性じゃなくてホッとしたのと同時に、不安や焦りも喉元過ぎれば状態になっていたのですが、やはりいつ罹患するかわからない昨今の状態を鑑みても、時間のある時に身ぎれいにしておいたほうがいいと思い、身辺整理を始めました。

先週末にはわりと大々的にモノを処分しました。
粗大ごみセンターへの持ち込みと、焼却ゴミ、不燃ごみ合わせてゴミ袋20個くらい捨てました。園芸用品の棚、プランター、アーチ、植木鉢。それと、靴や服。荷物が減って使わなくなった収納ケースなど。
以前、この先の人生でもう洋裁はしない、と決めて洋裁道具を全部処分したと書きましたが、今回は園芸です。この先、もう二度と園芸はしないと決めて、関連グッズの処分に踏み切りました。
以前から日照の悪さやスペース的な問題で半ば諦めていたのですが、今回、完全にやめようと思ったきっかけは、ベランダに根切り虫が大量発生して榊の木が全滅したことです。見事に根を全部食われて木が倒れてしまったのよ。土を掘ってみたら、中に大量に芋虫がいて卒倒しそうだった(涙)。
その他の植物にも被害が及んでいるし、そもそもそういった害虫でも命を奪ってしまうのは嫌だし、かといって放っておけば植物の命が奪われるし…で、こんな修行を今後耐えられる気がしない、と思い、この道から手を引くことにしたのです。自然は厳しい!
いやはや、園芸は向いてなかった。私のメンタル的にも、我が家のベランダの環境的にも。なので、未練は無いです。今後は部屋の中の観葉植物や切り花を楽しむ程度でいい、と割り切りました。

コロナがきっかけで、自分が本当にやりたいことに注力できるように「手放すものを選ぶ」ということに気づくのも、本来より早くなった気がしますね。あれもこれもやる時間はもうないのだという意識が、このところ急に強くなりました。
終活?って感じもしますが、後ろ向きなわけではなくて、身軽な方がより遠くまで動けるので、抱える荷物を減らしてるという感じです。