半夏生

今日は半夏生夏至から11日目の、一年のちょうど半分にあたる日です。
半夏生の日には何を食べるのだろう?と調べたところ、関西ではタコを食べる…というし、香川ではうどんを、福井では鯖を、奈良ではきな粉餅を食べる…などと出て来て、う~ん、それぞれ単にその土地土地の名産品のような…と思いつつ、とりあえずタコを食べようと、銀だこのタコ焼きを食べました。


タコを食べる理由としては、かつて田植え終りにタコを捧げて豊穣を祈った風習からきてるのだそうです。タコを捧げた理由は、足が八本あって大地に根が付きやすい(=豊穣)とか、タコの足の吸盤が稲穂のように見える(=豊穣)などがあげられるそう。夏バテにタウリンが効くので、田植えで疲れた体を癒すためにタコを食べたという現実的な説もあるようです。

ちなみに半夏生という植物もあるのです。

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半夏生→半化粧? 半分お化粧(白粉)をしているかのような姿です。

 

一年もちょうど半分が過ぎたということで、今日からいよいよ下半期。
あっという間に月日が過ぎるのは今に始まったことではないけれども、なんでこうまで何するにも時間がかかるのか。もたもたしているうちにお婆さんになってしまう!という焦りばかりが空回りする毎日です。
日々を疎かにしないためにも、「いつの間にか月日が経っている!」という浦島太郎にならないためにも、下半期からはなるべくブログを更新していくことにしました。
公募の進捗とか、覚え書きも書いておく場所が欲しいし、なによりも、半年で自分がどれだけのところまで行けるか、ちょっと見ていたいんですよね。記録、あったほうがいいだろうな、と。
こんなこと書いても…みたいなことでもとりあえず書いとく。誕生前夜の記録。…何が、いつ生まれるのか、果たしてホントに生まれるのかどうかはさておき。
ブログはいちいち面倒な部分もあるんで、Twitter復活してみようかなーとかチラッと考えました。いくらフォロワー少なくても、このブログよりは見る人多いから、どうかすると同じように公募に送ってる人たちの情報も知れるかも…と思ったりもして。でも、やめときました。どうせまた嫌になるから。
Twitterは私、向いてないんですよねぇ。あそこは皆が自分より偉く(というより偉そうに)見えるから落ち込みます。嫌なストレスがかかる。かといって、アカウント捨ててしまうまでもいかない。Twitterが無いとネット知り合いの動向もわかりにくくなるし、何かの時に使うかもしれないから放置状態です。
そもそも他の人の動向知ってどうする。そんな暇ないし。若いワナビちゃんたちと話しても恥ずかしいだけだし(そこはもう30年前に過ぎた)。孤独な闘いなのはもうしょうがないから潔く一人になればいいのに、何か往生際が悪い。とりあえず今のところは5ちゃんで匿名の情報交換するだけで事足りています。あとはもう、このブログがあれば。ここは僻地ですが、私の呟きなど僻地で十分。僻地のお山の大将でいいのです。無観客でも。
いい歳してこんなことをやっているのを、本当だったら大声でなんか言えないんですよ。漱石だったらとっくに死んでる歳だからね。そこと比べるなという話だけども、この歳になってまでまだこんなことやってるっていう恥ずかしさはどうしてもある。挑戦せずこのまま諦めるのは嫌なので遅ればせながらこんなことやってるのですが、この歳まで引っぱっちゃってること自体がそもそも無能の証なので、ナルシストの私にはかなりこたえます。
これを夢なんていう言葉で括るから無理な気がするんであってね(人の夢とは儚いものだから)。私のやっていることは、もっと実質的な事だと思うようにしています。
良い物語を書く。誰かが読みたいと思ってくれる、自分が「これだ!」と納得できる作品を作る。ただそれだけのことを目指してるに過ぎない、と。だからいつかはできるだろうとどこか楽観的に思ってもいます。目途も無しに取り組んでる感じではない。
私は物を作ってるのです!職人ですよ。職人。大好きな言葉です。(自分なりにアガる言葉でくくっていくのも大切。自分で自分を見捨ててしまうのが一番マズいので)
自分の作る物を、満足できるまでに仕上げることは、夢ではなくて、到達すべき目標です。下町ロケットの佃製作所みたいに、取引先から求められている水準のものを納入しないといけないのです。そういう挑戦をしてる。
まだ技術が甘くて、求められる水準のものを作れていません。そこに至るまで技を磨かないと。なので、何度ダメ出しをされても、ダメであるうちは粛々と次のものを作るだけだ、と納得しています。昔はダメ出しも人格否定であるかの如く受け止めたりしがちでしたが(だから公募に出す勇気もなかったのですが)、今はそんなことはない。最終的にはきちんとしたものを納入しますので待っててください!という感じ。
結局、納入できずに工場閉鎖、かもしれません。もしくは、立派なものを作ったのに採用されずに終わるなんてことがあるかもしれない。そうなったら、初めて「夢破れる」、という言葉が出てくる。そういうもんなんじゃないかなと思っています。
私が現在設定している「納期」は、再来年(2023年)の3月です。そこまでは集中して取り組んで自分なりのベストを尽くし、何らかの結果を出すのが目標です。