「林芙美子文学賞」一次の結果

本日発表がありました。
ダメでした……(哀)。残念ながら一次落ち。
395編の応募数のうち、一次選考通過作品は56作品でした。

まぁ、わかってはいました。「もしや」「あわよくば」「万が一」などと思いながら結果を待っているようじゃダメなんですよ。そりゃわかってる。でも、実際、ダメだと知らされると一丁前に意気消沈してしまう。調子に乗ってんじゃないよ、って感じだ。ダメなものはダメなんだから「ああそうですか」でいいの。何も自己否定するこたない。……とわかっていても、ただただ自分の無力に打ちひしがれる。
この賞に出すにあたって、ちょっとしたシンクロニシティがあったんだけど(以前ここに書いた)、その意味がなんとなくわかりました。この賞に出さなければ気づけなかったこと。うまく言語化できないけれど(という言い訳をしているようではまるでダメねw)”自分にできないこと”を自覚せよ、という事なのかな、と。
探り探り書く小説の中に、私の何があるのだろう?自分で正解がわかってないのに、誰に解を求めているのだろう?もっともっと厳然と自分の世界を作っていかなくちゃダメなんだ。私が書かなければ決して存在しない世界に、ただ一人でも生きる気持ちを持つこと。その価値がある世界を描くことが大切なのだ、と気づきました。
とにかく。まだ次がある。何度もある。めげずに進みます。
次は、もっと自分の世界を作ろう。
……とはいえ、ちょっと今はモチベーションが下がっています。こういう時にムリに書いても、ろくなものができないからしばし様子見。今後はスケジュールなんてものも気にしないようにしよう、「締め切り意識」とかも、しばらく持たないようにしようかな、と思ってます。自縄自縛になっちゃってて、マズいので。

公募を目標に一年やってみて、自分がスケジュールで動ける人間でないことがよくわかりました。これからの一年は、思いつきで動いてみようと思っています。書けた時が、できた時、という具合に。(まぁいろいろなやり方でやってみるということです)

私は今年、実生活でいろいろと恵まれていました。とてもいい年だったのです。
でも、ひとたび公募小説のことを思うと、ひたすら残念な一年でした。公募をやってるせいでやたら自分を追い詰めたり落ち込んだりしました。勝手に自分で火をつけて自分で消してしょんぼりしている。1人で大騒ぎですよ。なにをやっているんだか…イイトシして惨めです。こんなことしてなければこんなに惨めにもならないんだろうなぁと思う。でも、そうしてまでやりたいことがあるのです。そりゃもうしょうがないからつきあってゆくしかないよね。