驚愕のド被り

自分が応募する予定の公募文学賞の受賞作・候補作をチェックしておくことは絶対に必要!

…と、今、メチャクチャ痛感しています。

9月に応募する予定の「横溝正史ミステリー・ホラー大賞」の今年の受賞作が、今月号の「小説 野生時代」で発表になりました。詳しい講評などが載っているので、読んでみたくて探したんだけど、どこの本屋でも売ってない。おかしいなぁーと思って調べたら、「小説 野生時代」は今年度からデジタル版のみになっていました。
電子書籍はちょっとなぁ…。目が回っちゃうんだよね。とか言いながら漫画は電子書籍でばっかり読んでるのだけど…活字を追うとなるとちょっと負担だなぁと、躊躇うこと数日。でも、デジタルでしか読めないのだから仕方ないと、思い切って購入しました。

買って読んで良かった。本当に!!
すっごい衝撃が待っていたのです。
なんと、今回の横溝賞の最終候補作に残った作品(でも、受賞は逃している)と、私が出そうとしてる作品の設定が瓜二つであることが判明しました。
いや~~吃驚!「マジか!!!!」って思わず叫んじゃった。
え!こんなの書いてるヤツ、私以外にもいるんか!と目を疑いましたよ。
もの凄くマニアックなジャンルなのに舞台設定がドンピシャで一致してるのです。もちろん内容は読んでいないのでわからないのですが(講評を読んだ限りではストーリーは全然違うみたい)、あんなピンポイントな舞台設定が同じというだけでももはや絶望的です。あかん!これは絶対に応募できないわ、と即断しました。
こんなことも、電子書籍を買わなければわからなかったことです。自分が公募に送る賞を主宰している雑誌くらいは、ちゃんと読まなきゃダメ、ってことですね、ホント。
それにしても、危機一髪でした。
あー救われた。
こっちだって何年もかけてめちゃめちゃリキ入れて書いてるのに、前回候補作に設定丸被りじゃタイミング最悪です。ネタパクリみたいに思われちゃうじゃないの。10年近くこねくり回してる作品なのに!
知らないで送ってたら大後悔するところでした。この作品は後で他の賞に送ることにして、横溝賞には別の作品を書きます(今から書くから間に合わないかもしれないけど)。

そんなあれやこれやで、下半期の予定をもう一度設定しなおすことにしました。
どこに何を送るか、今まで以上に細かく考えていこうと思います。そして応募すると決めたら、その賞の過去受賞作、候補作はちゃんとチェックしなくては!