ベランダ―の過酷な日常

気軽にベランダ園芸を始めてみたはいいけれど、そりゃもう毎日いろんな問題に直面しています。
ここ数日でへこんだ5つの事象と解決策を書いてみましょう。

 

1:間引きという地獄

種蒔きをして芽が出たら、どうしても次の段階に間引きがあります。芽吹きの喜びも束の間、命の選別をしなくちゃならない。これはかなりこたえます。ツラい!
間引きをした後はかなり気持ちが塞ぎます。いくつもの命をこの手で奪ってしまった…という思いがどうしても拭えない。精神衛生上ひじょーーによろしくない!
しんどさをごまかすために間引いた苗を他のところに植え替えたりもしましたが、焼け石に水な感じ。

解決策→種蒔きは確実に一つ一つ、なるべく間引かず済むように蒔く。葉物野菜などは間引いたら食べる。魚は獲ったら食べる、の方式。命をいただいているという意識が持てれば、それはそれで罪悪感は減り感謝が生まれます。


2:病虫害との戦い

アブラムシ、カイガラムシうどん粉病の他、なんだかわからないけれど葉が巻いて硬くなったり、虫食い跡が残されたりします。毎日何かしらの嫌な変化がある感じ。
一律同じ殺虫剤を噴霧していますがこれでいいのかどうか不明。
そしてここでも”虫を殺している”という罪悪感と悲しみに苛まれます。


解決策→引き続き殺虫剤をうまく使いこなす。虫を殺している意識はなるべくもたず、植物を救っている側面に意識をもってゆく。目に見える虫は殺さず捕獲の上、雑木場等に放逸する。


3:エアコンの風

ベランダ―の宿命なのだろうけど、ベランダにはエアコンの室外機があるのです。エアコンをつけるとそこから熱風が噴き出てくる。その風にあたる範囲に鉢を置いておくとたちまち植物が萎れます。ってか、かなり経ってからそのことに気づきました。遅い!
気づかずにいてワイルドストロベリーの苗をダメにしました(涙)。黒豆の苗も萎れかけています。
室外機はベランダのど真ん中に鎮座してるので、これを避けて鉢を配置するとなるとかなり不自由。

解決策→これは本気で悩んでいたのですがあっさり良案が見つかりました。逆ルーバーの室外機カバーをつけることです。これがあれば風がベランダに吹き込みません。

 

4:生育の限界?

以前も何度も体験したことですが、やはりウチのベランダではなかなか作物(野菜系のもの)が育ちません。何度も家庭菜園を夢見ては挫折し、寄せ植えに落ち着いたことを今更ながら思い出しました。
日照(午前中は日が当たらず、午後の西日が強烈に当たる)や環境(思いっきり排気ガスを浴びている)が悪いのか、私の育て方が悪いのか…多分その両方なんですけどね。
只今、大根さんが絶賛不生育中です(哀)。

解決策→特にないです。でも、植物には環境に対する相性がありますので、育ててみてうまくいかなかった種類は次回からは導入しない、というのは1つの手だと思います。なので、いろんな種類の植物を育ててみることが大事かなと。


5:盆栽の難しさ

盆栽には季節ごとの剪定が必要ですが、その加減がわからない。思い切って切ってみてもいいものなのか、切ったら取り返しがつかないのでなかなか先に進めなかったりします。でも、季節はどんどん巡ってゆく。枝葉は伸びる。焦るばかりです。

解決策→勉強するしかないです!とにかく盆栽のことを何も知らないし、知りたいのでこちらを定期購読するようになりました。

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植物を相手にするというのは日々様々な命と向き合うことなんだと痛感します。
悩みは尽きませんが、それでも芽が出れば嬉しく、花が咲けば幸せなのよ。
緑が風に揺れているのを眺めていると心が癒され、生きる者同士で共鳴しあう瞬間はなんとも楽しいものです。
結局のところ好きでやってることなのでね。悩みながら解決策を模索したり、失敗に打ちひしがれながら学習したりするのもまたよし、というところなのかも。