毎日おかわりモネ

朝ドラ「おかえりモネ」に激ハマりしています。
朝の時間は忙しいので、録画で見るのが基本なんですが、それを繰り返し見てます。何度もリピする朝ドラは初めて。
これ、一度見ただけでは勿体ないんですよ。噛み締めるたびに味わいが増すというか、気づきがあるというか。描き方がやたら細かいので、注意しないと気づかないで過ぎてしまうことが多い。
一見、まどろっこしくて、セリフがポンポン出るようなテンポのいい流れでもないし、せっかちな人は途中で脱落必至のようなドラマなんですけど、その文学的な(?)独特なアプローチが実にハマるのです。

今週は物語が佳境に入ってきて、毎日が悶絶展開。

視聴後にいつもTwitterで、朝ドラのハッシュタグと「#俺たちの菅波」(この秀逸なタグ付けw本日さらに「#おめでとう菅波」が加わっていた!)を見るんだけど、皆さんの分析力がホントに凄くて!それもまたリピートを促すんですよね。再度見て確認したくなる。ガッツリ見ているはずなのに、気づかなかった~っての、わりとあります。描き方が多層的というか、ずっと前に出てきたセリフや感情の在り方が伏線になってる、とかね。
視聴者が掘り下げて想像できる余地がものすごく多い。そういうところが文学的だと感じる所以かな。単純に、夢がー恋がー悲しみがーという物語じゃない。
物語を作る側としても、すごく勉強になります。
ドラマだと、演者の表情をずっと追うことや、ちょっとした仕草でわかる感情というものがある(このドラマはそこがまた格段に巧い!脚本だけでなく演出も演技も巧い、ということですね)。そういう”言語化されていない部分”を、言葉でどう表現したら適当なのだろうか?というのを、毎朝すごく考えさせられています。それを補強してくれるのが、文字で書かれたTwitterの感想です。こんなにTwitter見るのが楽しみなのってなかなかない。私もいつもその話の輪に加わりたいな、と思うんだけど、Twitterで発言するのがメチャクチャ苦手なので、縄跳びの輪に入れません。でも、見ているだけでも十分に楽しいです。
物語というものは、かくも楽しく、深く、人を語らせる力があるのだなぁ、尊いなぁ。と思いながら堪能しています。