みんないなくなってしまう

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」、今週は辛くて悲しい一週間でした。
昨日の最後のナレーションに「え?!」と虚を突かれたままの、今日の展開。ああ、みんないなくなってしまう(涙)。大切な人たちがこんなに次々と……。
最後に見た幻は、家族の団欒の楽しい記憶。何気ない日常の、ありふれたひととき。二度と戻らないあの笑顔たち……。もうね、朝から号泣ですよ。
戦争は否応なしに大切なものを奪ってゆく。その絶望的な感覚を逃げずに描いてる。
ドラマを見た後は、一通りツイッターのタグを拾って感想を見るのだけれど、思いのほか若い「戦争を知らない子どもたち」が、このドラマで初めてその悲惨さを知るケースが多いことを知りました。
「こんな戦争があったなんて知らなかった」なんて言葉に出会うと「マジか!」って感じだけど、そうなんだねぇ。朝ドラには戦争を描く作品も多いけれど、そういうのって本当に大事なんだとあらためて気づきました。
私なんかは、祖父たちが戦地に赴いた世代だから、戦後生まれで「戦争を知らない子どもたち」ではあれど、日常の中にまだその時の記憶が深く横たわっていたんですよね。そういう時代があったこと、どういう思いで皆がその時代を生きてきたか…は、血肉のある言葉で語られていた。そういう話を聞いて育ったんですよね。
でも今は、そんなこと聞く機会も滅多になくて…たった76年前のことなのに、あんなに大変な思いをしたはずのことなのに、次世代に伝えきれていないのを感じます。私も、子どもたちに何も伝えられてなくて、事あるごとに自責の念に駆られるけれど、そもそももう私も又聞きでしかなくて、私が何か話したところで説得力に欠けるわけでね。風化させてはいけないことなのに、不甲斐ない大人(自分のことです)のせいなどもあって、どんどん風化していってるのを漫然と見守るだけになってしまっている。
だから尚更、こういうドラマがあって、朝から思わず泣いてしまう子どもたちがいることに、ものすごい救いを感じます。ドラマの影響力は偉大ですね。しかも朝ドラだからいいんだろうね。自然と日常の中に馴染むドラマの中で知る、ってのが。
戦争は終わったけれど、まだまだ安子ちゃんには試練が続きそう…。でも、どうにか頑張って欲しい!いつの日か、明るい日向の道を笑顔で歩けますように!

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たちばなのおはぎを見ていたら無性に食べたくなってしまい、ダイエットを忘れておはぎを買ってしまった!しかも立て続けに二個食べてしまった!
うわ~(汗)飽食の時代。この罪悪感はどこからくるの。なんだかなぁ。