時は前へと進む

以前書いた映画レビューなどをブログにまとめてしまおうと、掘り返して加筆再掲したりしているのですが…これが混迷を極めています(汗)。
昔書いたものをその時のことを思い出しながら読むときは楽しいのだけれど、時間軸を無視してフラットに(現在の時間軸の中で)読んだ場合、違和感が凄い。
メチャクチャ唐突な感じがするのです。
過去のものって”その時点でのもの”であるから輝いているのだと、それは読む場合でも”その時点のもの”として読むからいいのだと、あらためて感じています。


過去の私は今の私と地続きだけれど同じではない。
いい歳をした私が20年前のファッションやメイクをしたら絶対おかしいのと一緒なのかもしれない。
心で感じることや、それを表現する文章も確実に時間に沿って変わってゆき、それはもう二度と元のものには戻らないんだと気付きました。
人間は毎日少しずつ死んでいるのだと言った寺山修司の言葉が身に沁みます。
加筆再掲をちょっとやっただけでこの異常な疲れって、相当だよ。
残しておきたいと思うものは多いのだけど、今読んで違和感がない形に書き換えるのがもう至難の業なの。元の文章の良さもなくなってしまう。でも、残してはおきたい。残せる形に修正できない…というジレンマ。
何が何だかわからなくてもうへとへとになっちゃった。
時間に逆らうという無理なことをしようとするからしんどいの。無理なんだ、と納得すれば諦めもつく。ここ数日でそれを納得しました。
なのでもういいや、やめます。

過去記事は日付の入っているものだけそのままの日付で(つまりブログの日付を遡って)加えていくことにしました。その作業で、古い記事は2003年のものにまで遡ることができそうです。
17年分の私の記録をここにまとめられる、というわけ(まだ作業中だけど)。