2007年を振り返って

今年ももう残すところ3日。
振り返ってみますに、年頭に立てた目標はちっとも達成できず、結果的にはまたしてもボーっと過ごしてしまった感のある1年でした。
例年通り、です。
ある意味、安定感があるよw
健康で家内安全であればもうそれだけでじゅうぶん!というのが本音だったりしますが、そこが叶えられているにも関わらず、目標を抱き、さらにその達成に向かって努力できないなんてことは、明らかに怠慢かつ傲慢であるとも思うわけです。
来年こそは甘えを捨て、神に生かされていることを肝に銘じ、選ばれているという責任感を持ち、出せる努力は惜しまず、頑張りたいと思います。…って思うだけは毎年思っているんですけどね(汗)。思った瞬間からドッと疲れちゃうのはなーぜー。


今年の注目ポイントは、自分の書いた作品をコンペに出してみようという気になったこと…ですかね。
で、2作品だけですが、実際に出すこともできました。これっぱかしのことですが私にしてはかなりの進歩です。
ま、それ自体はバカでもできるっていうか、吹っ切れ方一つでできるのですが、大事なのは、その行為から目の醒めるような意識が私の中に芽生えたってことです。
この経験を通して「小説を書く」ということに対する自分の意識構造ががらっと変わりました。
それが、今年一番大きかった収穫です。
ネットの中(私が「小説(もどき)」を書いていたのはほぼネットのみですから)にいたのでは見えなかったこと、わからなかったことがはっきりくっきりと見えてきました。
もうね、私にとってそれは「財産」と呼べるほどすごい目覚めだったのです。
急に今までの調子では書けなくなってしまったし、焦っていた気持ちもスーッと消えてしまいました。
今まで書いてきたものが、本当に自分の書きたいもの…正確に言うと「読みたいもの」とは違うことに気づきました。
私の創作の方法、発想法、表現法は根本から違うのではないか?ということに気づいたのです。
それ以来、物語のとらえ方が少し変わってきました。
いずれ遠くない将来に、それを形に出せればいいと思います。
コンペには来年も挑戦するつもりですが、コンペに間に合わせるための創作は今後は絶対にやりません。
「○月までに××を書く!」という目標設定もできるだけ掲げないことにします(どうしても間に合わせが生じますから)。
あえて目標を掲げるとすれば、「こういったものが書きたい」という設定ができたら、くじけずに最後まで書き上げる、ということでしょうか。
書きあがったら、コンペを考える。という順序でね。それがあたりまえか(汗)。


2007年は、何があったか今の段階でさえよく思い出せないくらい、平凡で何事もなく過ぎた夢のような日々でした。
こんな日々がずっと続けば、それが本当は一番なのかもと思うほどに。
先に書いたように、それは「甘え」だと思いますが、今年はいっぱい甘えさせてもらった、といえましょう。
思い出すのは毎日じゃれあってるボクちゃんの柔らかい匂いばかりです(本当に、この子はアタシのちいちゃなアツアツの恋人です!)。それと、お嬢が中学にあがりいきなり大忙しになって、一緒にいる時間が激減したこと。部活を恨みたくなるくらいでした!そして旦那がいろんな場面でマメにサポートして動いてくれたこと、などです。大感謝。
ブログではあまり書きませんが、実のところ私の大半は「お母さん」でできています。
ブログはわずかな「お母さんじゃない自分」を出す場であるので、だからこそ意義があるし楽しく続けられているのですが、ホントは生活の大半は「お母さん」であり、そしてそんな自分が私はとても好きなのです。
お母さんとしては、いつにも増してとてもシアワセな1年でした。申しわけないくらいに。
ちっともいいお母さんじゃないのに、かなり恵まれたお母さんなんですもんね。
なので、来年はやはりもっと精進しなくちゃ!と思うのです。自分ばかり与えられていたらバチ当たりそうですから、本当に。もっと与える側にまわらなければ。
まずは家族を照らす明るい光でいることが最優先。すべてはその後の話です。


「お母さん」と「私個人」の間には常にささやかな選択が横たわっているものです。
小説も書きたいしお菓子も焼きたい。DVDも見たいし刺繍もしたい。本も読みたいけど子供に勉強も教えなくちゃetc
常にどっちかしかやる時間がない。両方はできない。
そうやって選択を迫られた時に、選択するのが常に自分優先度の高いものばかりでは生活に潤いがなくなります。
それも、この一年間、自分個人をちょっと優先してみて気づいたこと。
家庭の主婦は最低限の家事だけやってりゃいい、ってもんではないですからね。お母さんは家政婦とは違いますから。
お菓子はお店でも売ってるし、刺繍なんてしなくたって生きていけるし、ママに勉強教わってる子なんていないのだけど、私はそれじゃなんだか自分らしくない様な気がするのです。それではツマンナイ。生活に対して、もちょっと積極的に関わって創意工夫ができたら楽しかろうよ。
自分優先って、それほど楽しくないものなのよね。
来年はもっとたくさん家のことしよう!と思ってます。それだって「私の大好きなこと」なのですからね。
これからも自分だけのための時間は確保しますけどね。そこんところはバランス良く。大事なのはバランスです。極端なのは続かないからダメですね。


昔、ネットのお知りあいにしばしば「yonaさんってお母さんっていう感じが全然しないですよね」って言われて、その都度軽くショックでした。
相手はきっとホメ言葉(ぬかみそ臭くない、とかいう意味?)で言ってくれたのだと思いますが…
ネットで書いてることって、私のすべてだという風にとらえられちゃうのかもしれませんね。私、私生活ダダ漏れはイヤだからあまり生活のことあれこれ書きませんからね。萌えーとか、そんなんばっかりでねー。いかにも不良母、って感じでさ(それも一面、真理ではあるが)。
まぁ、ブログなんてそんなもんなんでしょうけど、それは大間違いなんですよ、ということをちょっと言ってみたくなる時もあるわけよw
ま、それで時々ボクちゃんネタなんか出してささやかなアピールしたりしてんですけど、それでもどうしたって本来の私は出ませんよね。出す意味もないですし。
ただえさえ他者にホントのところを伝えようというのはなかなか難しい話なのに、ましてやネットなんて虚構交じりの世界でそこを目指すのはどだいムリ。悪あがきはしないほうが賢明です。
ということで、ここは「お母さんじゃない私」のための場として、引き続きエンタメネタ中心で今までのようにヨロメキゴトばかりを書いていこうと思ってます。
来年もまたお気軽に声をかけてください。ヨロシクね(^-^)。