「ブリジット・ジョーンズの日記・きれそうなわたしの12ヶ月」


ああ…もしや「きれそう」なのはアタシの握ってるザイルなのでは?(爆)
「とりあえず」コリンには落ちない云々書いておきながら、これ観たらなんだかちょいとヤーな雰囲気になってきて焦りました。
うかうかしてたらアタシもあの谷間(コリン渓谷!)に落ちてしまう!マズイ(汗)!
でも、そうはいきませんことよ。
断じてザイルは離しませんっ。
てね。
なんというか、そんな感じの2作目でありました。
要するにちょっとヨロめいちゃいましたよ、コリンに。
だってさー、どうしたって魅力的ですよね、あのダーシーって役は。
オンナゴコロ撃沈するためにあえて思いっきり作為的に高機能に造形されてるんですからクラクラすんのあたりまえっすよ。


ダーシー、前作よりパワーアップしてました。
寸止めに加えて、今度はなんと、驚異のツンデレ攻撃です!
もはや「じれったい」を通り越して、不自然なまでにマニアの域に。
必死で奔走してやっと助けた愛する人に向かって、表情一つ変えずに「使い走りで来ただけ」とか言うんですよ?
これ、オトモダチが真実を教えてくれたからいいようなものの、そうでなかったら永遠に「使い走り野郎」に堕ちるのにね。
いや、自分の行為を恩着せがましく言って回るのは恥ずかしいコトだ、という感覚はわかります。
でも、過剰。過剰にじれったい!過剰に独りよがり。
いったい何が目的でこんなかけひきしてるんだろう?と思うわけですが、この人の場合、天然ですからね。
天然でツンデレ
貴重!
これ物語だからステキだけど、実際にワタシはこんなカレシとは絶っっ対につきあえないよ。めっちゃイライラする!
イライラするのになぜか萌え。な、なぜ?

急にキスが上手になってたりするからでしょうか(汗)?


スーツの着こなしも(若干太ったせいか)前回よりはキマって格好よくなってました。
でも、どうも金持ちのクセにスーツが安っぽく見えるのが困りもんです。デザインの問題かなぁ?
オーダーで作ってるようには見えないんですよね。うーみゅ。なぞ。
明らかにサーヴィスショットのベッドシーンが多数あるのも見どころです。
ベッドシーンっても絡みじゃなくてダーシーの裸の寝顔、しかも抑制された露出(ほぼチラリズム)っていうのがミソなんですよね。
”さぁ、みんな、このチラリズムを見て妄想大爆発と行きましょう!(ブリジットのように!)”ってノリです。
少ない餌で大きく育て!みたいなさ。
要するにダーシー、遊ばれてんのですよね(笑)。物語を外側から見るすべての人に。
でもそれこそが、ダーシーが偶像となりえる最大のポイント、でしょう。
完璧なる「見られる男」としての存在。どう反応するかは誰もわからない。
女子代表でブリジットがいろいろとつついてみると、予想外の反応が返ってきたりするわけです。
「おお!」と新鮮な感動に包まれる女子傍観者たち。
「そうだったのか!この人、そんなこと考えてたのね!」「びっくりだわ!なんてステキ!」
もう、その連続があるだけでたっぷりと楽しめるんですよ。
なんかもう、いろんなシーンがいちいちすごく可笑しかったです。
愛らしいキャラ達をいじって動かすことで作る側がめっちゃ楽しんでるのが伝わってきて、とても良かった。


コリンだけでなく、レニーもヒューも今回、よりパワーアップしてました。
レニーは体型がとんでもないほどパワーアップw、ヒューに至ってはさらに純粋アニマルと化してます。
でも、ヒューは実際、あんな感じかもな…と思えるリアルさがまた可笑しい。
コイツがタイまで行って女遊びしないはずない絶対に!っていうね。
アイドル俳優には致命的だった過去のスキャンダルも、これで活き活きと輝きだす、ってなもんです。最強です。右に出るものはまずいないでしょう。
お決まりの喧嘩シーンもすごく楽しいです。
「ブリジットと早く結婚しろよ!絶対不倫してやるから」ってヒューに言われた時のコリンの赤鬼みたいな顔がキュートでw
この二人、名コンビですねー。


作品自体は、前作より笑えてすごく面白かったんですが(深夜に大爆笑しながら見た)、ラブコメ要素よりバカコメ要素が強くなってて、「ロンドンのシングルトンの現実」とか、「いつか王子様が」みたいな雰囲気が好きだったむきにはあまりにもトーンが変わってて唖然という感じだったんではないでしょうか。バカコメ大好きな私のような人間には問題ない(むしろ大歓迎)ですが。
監督はこれ、ビーバン・ギドロンなんですね。デビシュの長編デビュー作(「ブルーム」)を撮った監督さんですよ。
メリハリのある流れを作るのがお得意な気がします。
このブリジッド続編もあーっというまに終わっちゃって、時間を全く感じさせませんでした。
「え?もう終わりなの?残念!」という感じ。
これだったらだいぶカットされたらしいエピソードを入れてもダイジョブだったんじゃないかと思うほどです。
ちなみにDVDの特典には長めのカットシーンがいくつも入っててお得感たっぷりでした。
この中に「ミスター・ダーシーを演じるコリン・ファースにインタビューするブリジット・ジョーンズ」っていうシャレたシーン(没シーン)があるんですが、これはちょっと短くしてでも本編に載せられたら面白かったかもしれないですね〜。
それにしてもシャツが濡れて乳首が透けたくらいでキャーキャー言われるコリンって、ネタにしてもスゴイねw
いっつも微動でエロ表現しててファンもそれに慣れちゃってると、水濡れ乳首透け程度でも鼻血モノだという…そういう見事なキャラ立ち!ウマー!


というわけで、流されるままにコリン祭り開催が決定しました。
この年末の忙しい時にw
惚れたはれたはひとまず不問で、祭りを楽しむことにします。ハッピー・ホリディ!



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↑スノーマン・セーターを着る敏腕弁護士さん。
このセーター…見れば見るほど「作ってみようかなぁ…」って気になる(笑)。
ダサいけど、ダーシーとお揃いだよ…どう?トナカイよりはマシだな。