「セブンイヤーズ・イン・チベット」

セブン・イヤーズ・イン・チベット [DVD]

セブン・イヤーズ・イン・チベット [DVD]

  • 発売日: 2011/06/24
  • メディア: DVD

ブラッド・ピット主演という鳴り物入りに、デビシュが2番手クレジットで出ている奇跡のような作品。
時めくスター、ブラピとの共演!これでキミもスター街道まっしぐら!
ってなハズだったのがイマイチそうでもなかったのは、映画が娯楽大作でなくて政治色が強い堅めの作品だったせいでしょうか?
それとも、ブラピのオーラの前にカスんでしまったのか?そうも思えないですけどね。デビシュ、かなりステキでしたから。


この映画には、チベットと中国の悲しい歴史が描かれています。
こういう問題を広く世に知らしめるのにブラピのようなスター俳優を使うのは大いに意味がありますね。
おかげさまで私のようなミーハー末端層にまで「そういう歴史があったこと」が伝わりました。
ちなみにその歴史は終わったわけではありません。
この映画を撮ったスタッフ全員はいまだに中国入国が禁止されてるといいます。ブラピもデビシュも、あの大陸に立つことが許されていません。
この時代に、ありえない話ですが。それがチャイナ・クオリティ。


さて、デビシュ萌え。
この作品のデビシュは、盛りだくさん!
コスプレ・ショーみたいにいろんなカッコをしてくれてるのが見どころです。
アナタはどのデビシュがお好き♪



左から。1930年代のスタンダード型背広姿@オーストリア→イギリス軍軍服@インドの捕虜収容所→巡礼者風登山服@ヒマラヤ→インディ・ジョーンズ風探検家スタイル(ステキ!)
続いてお次も行ってみよう!



左から。受難の浮浪者中世風→チベットの民族衣装(普段着)→シャツ&ニットのチョッキのヨーロピアンスタイル→チベットの民族衣装(フォーマル)。
この他にも、ウールのスーツ姿や寝間着姿、コットンでカジュアルなどなどいろいろあります。
えーっとね、ちなみに私は最初の”背広にネクタイ”が一番好きです!(何のひねりもナシ)
これがこの映画に出てくる最初のデビシュですが、そのビジュアルがなぜか一番老けているという…ヘンなねじれ現象が起きてます。
つか、この時のデビシュってまだ34歳ですよ!
老けてるよ…。しかもブラピと同じ歳だよ。見えねー。
てかブラピって若い!最近益々若くなってる気がするし。もはやその差は広がる一方って感じ?(爆)


物語の中では、ブラピがクリスマスに時計を渡すシーンがとても好きです。
この時のシューリスの手がキレイ。カメラさんもちゃんと意識して写してくれてる。
それと、少年ダライ・ラマとブラピの蜜月シーン。これはいずれも心温まるものがありました。
ダライ・ラマの役の子はすごく聡明そうで、演技も上手い。ブラピも負けずに素晴らしい距離感で対峙してました。ブラピはこの頃はまだアイドルみたいな感じもありつつ、演技は上手いですね。
でも私にはシューリスのほうがカッコ良く見えます(少数派か?)。
私的にマイナスポイントだったのは、シューリスの奥さんになる役の女優さんがイマイチ可憐さに欠けてたことですかね。
もうちっと可愛くて、ちょっとロリな人を連れてきてくださったら言うことナシでした。残念。
シューリスに強い女は似合わんよ…。
それとさ、少年ダライ・ラマの愛聴するドビッシーの「月の光」オルゴール版は、どうしても私には坂本教授の「ラストエンペラー」テーマソングに酷似して聞こえます。何度聴いても似てる!
いや、ただそれだけですが。(教授がパクったとかっていいたいわけじゃないよ。)