今週の雑感

ここ数日、Twitterからの閲覧者が当ブログらしからぬ来訪者数をカウントし、ちょっとビビりました。
なにやら外国からのアクセスもやたら多くて、中国、アメリカ、ドイツ、シンガポール、カナダ、マレーシア、イギリス、ロシア、台湾などなど各国からワラワラと人がやってきた。
ものすごい数を連打するような意味不明のアクセスや、知らない人からのDM(フォロワー以外のDMは読みませんよ…)も。
いったい何の騒ぎなんだろうこれは?
発端は易烊千璽の今後の映画出演の予定を書いたエントリです。
あんな、ちょっとネットを調べればすぐにわかることをまとめただけのモノに、なんでこんなに人が来るのか。もしかして私は自分では気づかない何か大ポカをやらかしたのではないか?と心配になった。
でも、今日になったら潮が引くようにみんないなくなり、いつものように僻地ブログと化していたので、あれはやはり千璽の今後の活動予定が気になる人らの訪問だったのだろうな、と理解している。4日間ほどの祭りだった。

Twitterにタグ付けすると全世界に知れ渡るんだなぁと初めて実感した。
普段気が付かないけど、この窓は全世界に向けて開いている。うかつなことは言えない。今更だが。
Twitterなんかどうでもいい(何かあったらすぐやめる)けれど、このブログは20年近く続いている大切な場所で、私の家みたいなものなのだから、不用意に広く晒すのは良くないかもしれない。
まぁ今回のことでもわかるようにTwitter民って情報を欲しがってる人が大半で、情報があるところに一斉に来て一斉に去るもののようだから気にすること無いのかな。
本来、私に情報なんかありゃしませんから、もうこんなこともないでしょう。

私はどうしても長ったらしい文章を垂れ流したい派なので、基本的にTwitterとは相性が悪い。Twitterではブログの紹介くらいしかつぶやくことがない。
一言話し始めると決まって長くなる。つまりそれは、「一言じゃ全然自分の言いたいことが言えていない。ヘタに短くすると誤解される」と思っているから。
でも、Twitterに慣れた人たちは長い文章など読まない。短い一言を効率的にパン!と言い切って、「おお!」みたいなノリだ。すごい勇気だと思う。でも、そこで多くの誤解が生じてもいる。

先日のエントリでも、思いもよらない誤解が生じた。
「千璽は作品に恵まれている」と開口一番、書いていたからだろうか、「千璽は作品に恵まれているのではなくて、彼の演技が素晴らしいから欲されているんですよ」というご意見があった。
いやいや…だから私はそれ(千璽の演技が素晴らしい件)について、毎度毎度くどいほど長々と書いてきているんですよ?読んでないよね?あんなにうざったらしいほど、長く書いているのに、私がそれを知らんとでも?…と、カチン!とキた。
情報だけとって、その人間が基本的にどんなスタンスでそれを書いているかも知らずに反論するのっておかしいだろ。いや、情報だけ取るぶんには私のスタンスなんか知らなくてもいいんですよ、もちろん。でも、反論するなら、ちゃんと私の書いたものを読んでからするのがスジだ。
ファン歴が短いからって「どうせわかってない」などとナメてもらっちゃ困る。歴は古参に永遠に追いつくことはないが、だからといって古参より私が常に後進であり未熟者なわけない。一応、ハマりたてだから「新参者ですエヘヘ」みたいに書いてるが、卑下するつもりは毛頭ない。見方がわからない、なんてこともあるわけない。古参に教わることなんか何もない。私は私の感覚で楽しんでいる。そこに不満があるのなら、わざわざこんなクソ長いブログ読むことないのよ。ここ、最初から万人受けする親切なブログじゃないので。(目次も無いから、これ、いつ終わるんだろう…って読んでてうんざりしてくるでしょw)

それと、千璽が作品に恵まれているのは事実ですよ。どんなに巧い役者でも、なかなかいい作品に巡り合えない例なんて山ほどある。『少年の君』へのオファーに至る過程を知れば、彼の才能が欲されて…なんてのは後付けでしかないとわかる。あれは制作者の選定眼が冴えてたおかげのキャスティングだし、その期待に精一杯応えようとする千璽の燃えるような情熱と頑張りと「絶対に俳優として認めさせてやる」という覇気があったからこその成功でしょう。ツァン監督は「千璽は俳優としての自分を知ってもらおうと、とても意気込んでいた」と言っていた。最初から才能があって欲されたのではないよ。千璽はそんなツマンナイ存在じゃない。
それまで超級アイドルでどんなに人気があったって、作品の中じゃそんなこと関係ない。誰でも、どんなベテランでも、クランクインはゼロからの出発なんだから。

この一か月、正直私は滅茶苦茶消耗しました。寝ることも食べることも忘れて脳内曼陀羅の中で踊り続けていたような気がする。
寝ても覚めても千璽の演じたいろんな人格(役柄)が浮かんでは消え浮かんでは消え、物語がずっとグルグル回り続けていた。
久々にハマりの極地に行った。それもド級の。
この状態って「神様からのサプライズ」だなぁと毎回思う。至福だ。意図せずに訪れる望外の喜び。
ほんのひと月前までは、私の人生に再びこんな感情が沸き起こることがあろうとは夢にも思っていなかった。それどころか「二度とないだろう」と思っていた。遠い思い出を噛みしめながら老いさらばえてゆくだけの日々が待っているのだと。
そんなことはなかった。びっくりだ。
人生がどうなるかなど、人知の及ぶところではない。驚くようなサプライズは、いくつになってもやってくる。素晴らしいね!