「ゾッコン」って死語かな（汗）。
『大唐見聞録 皇国への使者』20話まで進みました。そして前言撤回！「ユルっとしてて気軽に見るのにちょうどいい」と書きましたが、全然そんなことなかったです！いや、もう途中から見る姿勢、完全に変わりましたよ。このドラマ、おちゃらけモノかと思ってたら、そうでもなく、どんどん深刻かつ複雑になるんですよ。
最初、チャラチャラっとした感じで始まったので気楽に見てたのですが、10話過ぎから話が混み入って面白くなってきました。20話に行く頃には登場人物それぞれの立場がのっぴきならない状態に陥っており、主人公・雲燁の孤軍奮闘ぶりが凄い！予想外に面白いドラマです。
雲くんね…
めちゃめちゃカッコいいんですよ！
見る前は「主人公、間抜け顔してて見た目がイマイチだなぁ」と思っていたんだけど（単に自分の好みとは違うというほどの意味です。スミマセン（汗））物語が進むにつれてどんどんカッコ良く見えてくるのでビックリします。これ、他にも同じような感想を書いてる方がいて、「マジック」だと表現されてました。ホントそれ！しかもわりと万人に効くマジックなんじゃないかなぁ。キャラ惚れ大炸裂ですよ。
正義感があって、優しくて、頭がよくて、機転が利いて、正直で、情に厚くて、一途で、明るくて、柔軟性があって、人たらしで、料理が絶品で、絵を描くのが巧くて…以及其他等等。
とにかくすっごい素敵な子なのです。
まさに理想的男孩。
私はもうすっかり雲くんにゾッコンです（ここで表題に戻るｗ）
親友の皇太子・李承乾（ちょっと山田涼介に似てる）との友情にも雲くんの人柄を表すエピソードが満載。この二人の絆、すごくイイ感じなんだけど、のちのち皇太子が厄介な揉め事を起こしそうで今からヒヤヒヤ。雲くん、巻き込まれること必至だろうなぁ…
雲くんや皇太子、それぞれの恋の行方も国を動かす勢いで混乱の極みです。（ネタバレをしたくないので詳しく書けないのがもどかしい！）
いつもへらへらっとしてるのにたまにセツナイ情熱を迸らせる雲くんがとんでもなく色っぽい。キュンキュンする。
20話になっても相変わらず相思相愛のはずの李安瀾は頑なでツッパっています（これにはいろんな事情があるのですが、それ差し引いてもかなり意固地な気質）。
雲くんの心がなかなか真っ直ぐ通じないのがイラっとする。素直になって欲しいわ！ここで簡単にラブラブになってしまっても困るんでしょうけども、縁を切る勢いで避けられても困っちゃうよ。彼女はすべてが極端になっちゃうタイプなのよねぇ。雪解けまでまだ遠そう。
このドラマを見てると「過ぎた頑なさは身を亡ぼす」というのをしみじみと感じます。これがテーマか？と思うくらい。
人間、信念があるのは大事なこと。譲れないものは誰にでもあるでしょう。でも、それを通すのに頑固一徹では難しい。頑なな主張は却って事を悪化させがちです。
事を成すには、時には遠回りをしたり、他者を懐柔したり、別の手を考えたりする頭の柔らかさが絶対に必要！ということを教えられる思いです。雲くんはそこのところをよくわかっている人で、すごく”スマート”なの。見ていて気持ちがイイんです。
これ、私はアマプラで視聴しているのですが、今月末で無料配信が終わってしまいます。面白くてどんどん見ちゃうから、あと5日で見終わらない心配など無いのですが、あっという間に終わっちゃうのが惜しいです（中国ドラマにしては36話完結は短いです）。できればもっとじっくり時間をかけて見たかった。
終わる前からやがて来るであろう「雲くんロス」が怖いよぅ。寂しいなぁ。雲くん恋しさに王天辰（ワン・ティエンチェン）←雲くん演じてる中の人ね。の出演作を漁りそうだけど、それは違うんだよねぇ。よくある錯覚。まぁ、錯覚から見えてくる地平もあるんですけどね！
