ただ今、唐にいます。

中国ドラマ『大唐見聞録 皇国への使者』を見ています。

f:id:freaky47:20220324231142j:plain

先日まで浸っていた「明」から遡って、今度は「唐」です。「明」の後は「清」に行こうと思ってたのですが、「唐」についての調べ物をしていたら、どうしても「唐」に行きたくなってしまい…とりあえず気軽に見られる「唐」時代のドラマを見たいな、とチョイスしたのがこの作品でした。コミカルでトンデモ設定(タイムリープもの←現代人が別の時代に迷い込んじゃう系)のストーリーです。

f:id:freaky47:20220324231203j:plain

f:id:freaky47:20220324231155j:plain

原題(唐磚 Tang Dynasty Tour)版のビジュアルはこんな感じ。ドタバタ。『大明皇妃』の本格ぶりとはだいぶ違って、時代考証とかセットもユルッとした感じ。そんなの魔法使いでもない限り無理やろ、ってなエピソードも多々あり。でも面白くて、気軽に見るのにちょうどいい感じです。

「唐磚」は直訳すると「唐の煉瓦」。「磚」は城壁・墓室などに用いられた煉瓦だそうです。墓石の煉瓦室からタイムリープしたことからついた題名かな?「超えられない城壁」みたいな意味もある?

主人公の雲燁は間抜けなヒーローって感じでなかなか魅力的。演じてるのは王天辰(ワン・ティエンチェン)

f:id:freaky47:20220325004754j:plain

調子が良くてテキトーだけど、頭がよくて優しいの。次々と出くわすピンチを乗り越えてチャンスに変えてゆく姿を見ているうちに、どんどん親しみがわいてくる。好感度の高いキャラです。

雲くんが現代から持ち込んだ知識や技術で人々を救ったり瞠目させたりするのが痛快です。どんどんと重宝がられる存在になってゆくのを見てるのが楽しい。皇太子や将軍の息子たちとの青春友情物語も面白い。

皇太子・李承乾は雲くんの親友。演じているのは王文杰(ワン・ウェンジェ)

f:id:freaky47:20220325004807j:plain

心優しく朗らかで、一途な恋をしています。戦場で瀕死の重傷を負った彼を雲くんが救ってからの縁で、ともに行動することが多い仲。

一方のヒロイン・李安瀾。

皇太子・李承乾の腹違いの姉です。演者は張佳寧(ジャン・ジアニン)。

f:id:freaky47:20220325004800j:plain

これがどうにも…あんまり魅力が感じられないんですよねぇ、今のところ。意地悪だし恨みがましいし、意固地で怒ってばかりいる。物語上、嫌な役設定になっているのかもしれないけれど感情移入しにくいキャラです。

この水と油みたいなアンバランスな二人が、どうしたら甘い恋人になるのだろうか?…いや、恋人になるかどうかわからないけど、とりあえず今のところ互いに意識しあっているので、気になります。


そうそう!太宗の皇后役でアニタ・ユンが出てます。

f:id:freaky47:20220325004746j:plain

ユンれんれん!懐かしい~。久しぶりに見ました。貫禄がつきましたねぇ、優しくも厳しい見事な皇后ぶりです。

ちなみにこのドラマの総括は香港映画の重鎮・ゴードン・チャンです。

それと『大明皇妃』で若微の子供時代を演じた子役ちゃんが今回も出演しておりました!黄楊鈿甜ちゃんという子です。大活躍の子役みたい。将来が楽しみ!

f:id:freaky47:20220325004739j:plain

 

ドラマは全36話。ただ今、10話見終えたところです。物語はまだ始まったばかり。今後の展開が楽しみです。ただ、歴史モノの必然で、「その先」の史実は厳然としてあります。皇太子・李承乾がこの先どうなるかなどはわかっちゃってる(しっかり事前学習済み)。でも、だからこそ、「その先」を知りながら、そこに至る道を辿る感慨は深い。それが歴史ドラマの醍醐味だと思うのよ。

番宣Vです。


www.youtube.com