近くの川で、鷺を見るのが好きです。
見かけると、自転車を止めてしばし見入る。時々写真を撮って、お嬢に送る(お嬢も鷺を見るのが好きなので)。
鷺はたいてい独りぼっちで川にいる。
誰とも群れず、すっくと首を伸ばして川面を睥睨している姿を見ると、なんだかとても可愛らしく、いとおしい。人間よりも、同士のように思える。
「ああ、いいなぁ」と、独り言をつぶやきながら眺めていると、幸せな気分になってゆく。
彼らの自由と孤独と格好良さに励まされるのです。
秋口から撮った画像を少し載せておきます。
川の中の草場を歩くアオサギ。
護岸で川波を見つめるコサギ。
流れの中、孤高に佇むアオサギ。
夕陽で輝く川を歩くコサギ。
スマホのカメラでは遠くの姿を綺麗に撮れないけれど……でも、束の間、そこに佇む時間を共有できたという愉しい記憶を思い出すよすがにはなるね。
彼らの命に幸ありますように。