「マー姉ちゃん」

NHKBSPでかつての朝ドラの再放送をしてます。今回、「マー姉ちゃん」が放送されるというので、第1回放送から録画予約して見ています。
マー姉ちゃん」は放送当時、始まる前から楽しみにしていた朝ドラでした。長谷川町子さんご本人の大ファンだったので(「サザエさん」も「いじわるばあさん」も漫画本全巻持ってました)長谷川さん姉妹をモデルにしたドラマに興味津々だったのです。いざ始まってからは、町子さん役の田中裕子さんのファンになり、彼女を見るのが楽しみにもなりました。今見てもやっぱりメチャクチャいい!奇妙な存在感に惹かれます。マー姉ちゃん熊谷真実さんもとびきり明るくて、いつも元気をもらいました。
今回、再放送を見て驚いたのは、第1回の放送をしっかり覚えていたこと!びっくりした~。覚えているもんですねぇ。当時、なんとなーく見ていたのではなくて、放送を待ち望んでいた(リキの入った視聴者だった)故の記憶力、だと思いますw
てか、今の朝ドラ「おかえりモネ」と比べると、ドラマの運びがあまりの違うのでビックリします。片や単純明快、片や意味深長。「モネ」は特に純文学みたいだからね。朝ドラ、今やずいぶん含みの多いものになってしまっているなぁ~って感じ。いや、どっちも好きだし、楽しみに見てるんですけどね。

1979年の放送当時、私は中学一年生でした。その前の年あたりから、私の希望で「グラフNHK」という、当時のNHKのTVガイド誌のようなものを定期購読していました。

 

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マー姉ちゃん」放送当時の「グラフNHK」の表紙。
これもよーく覚えています。懐かしい!毎回届くたびにワクワクしていた気持ちも思い出しました。
今、後継誌として「NHKウィークリーステラ」が出ていますが、この「ステラ」も今年度いっぱいで休刊だそうで……時の流れを感じます。
雑誌文化は衰退の一途だなぁ。せつないね。雑誌が連れてきてくれるあの独特なワクワク感は、ネットではちょっと味わえない。情報が手に入ればいい、というものではないのです。紙媒体はSDGsに反するし……という人もいて、それはもちろんそうなのだけれど、そういう文脈で文化が語られてしまうってのも寂しいかな。