張震嶽「OK」続き


張震嶽 A-Yue【Ok】Official Music Video


「OK」のPVです。
ま、PV自体はくだらないですが、これが「通常の」張震嶽クオリティ。
この映像に惑わされず楽曲を聴けるヒトが多くいることを願います。
こちら↓静止画。



キス…!じゃなくて、口笛です。
ううう。


さて、「OK」のビジュアルに関して思うことなど書いてみます。
今回阿嶽は初めてスーツなんか着てみたわけですが、やはり人間ってのは普段やりなれないことはカラダに馴染まないもんで、阿嶽のスーツ姿は一目瞭然に「衣装」(「仮装」、に近い)って感じです。結構イタイ。
でも、キメキメの張震嶽なんてものは全く望んでなくって、どこかに間が抜けたところがある方が彼のチャームが出ると思ってる私は、このイタさが素晴らしいと感じてます。
とってもとってもカワイクて、嬉しくなってしまいました。
ナイスプロモ!
CDジャケ写は、最近よく阿嶽を撮ってくれているkaboさんによるものです。
kaboさんは日本人の女性フォトグラファーで、香港を拠点に活躍してる人です。今までにも、ファッション誌のブランドタイアップ企画などで阿嶽をモデルにして撮影してます。
ま、そういうストリート系のファッション誌に載ってる写真などではよくわからないんですが、今回のジャケ写に関しては、kaboさんすごくいいものを作ってくださいました。
今まで阿嶽が匂わせなかったダダ漏れの色気を引き出してくれていて、素晴らしいです。
顔なんてほとんど見えないショットなんだけど、物語が感じられる。
手だけの一枚があるんですが、それはもうたまりません。
阿嶽の手、変わりましたね。撮影のためにメイクしてる?って思えるくらい、以前の阿嶽の手と違う。写しかたのせいなのかなぁ。
ゴツクて、くたびれてて、汚れてて、色っぽい。その手が絶妙なポーズをとってる。
最後の見開き写真もすごくイイです。うつむいて、胸元に手を置いているショット。
ネクタイが曲がってて、肩がすぼまってて、指がなんともいえない表情を持っている。背景には墨絵のような木々の葉。
とてもセツナイ雰囲気がある。写真の質感もすごくイイです。
ちょっとイヤだったのは、CDのケースがワールドスタンダードではなかったことですかね。
変形ケースなんですよ。
こういうのは個人的に嫌いなんですよー。ま、たかがケースですが、されどケース、ってことで。


CDとは関係ないのですが、プロモの一環として文句言いたいことを少し。
PVに関しては、とりあえず「路口」のPVはサイテー、ってことで怒り心頭です。
これ、ホントに酷いんだよ。
このPV監督はどうしょうもないね。
大御所呼ばわりされてるリン・ジンハー(林錦和)ですけどね。
この人、音楽ってものをまるでわかってませんから。レベル低すぎて話になりません。
妊娠検査薬の宣伝ですか?つわりで吐いた挙句(吐きシーンがあるPVなんて前代未聞だわさ。)、中絶ですか。そうですか。そういう歌ですか。そうですか。残念です。
普段わりかし心が広い私でも、ムカッ腹立ってどうしょうもありませんでした。涙出たわ。
ちなみにあたりまえですが、そういう歌じゃございません。
音楽に対してああまでろくでもない物語を勝手に付加できるってどういう神経してるのかと思うね。侮辱だ。
阿嶽はどう思ってるんだろうな。やられっぱなしなんですか?それとも何か共感が?まさか張震嶽の案ってこたないよね。
このPV監督は「思念是一種病」のPVも作っているのですが、これもセンスなし(こちらはまぁ許せるレベルだけども)。