あちゃー。

(ファンが自動車と接触、負傷したときの)ヨン様、予定外の行動だったのね。お気の毒に…

ふと、レスリーが以前、来日コンサートで、予定外の握手タイムを設けたことを思い出しました。
警備側、主催者側は、ファンが殺到して怪我人を出してしまうことを恐れて、スターとファンの距離を遠ざけておこうとする。
でも、スター本人はなんとかして応援してくれるファンに近づこうとしてくれる。
それはきっと純粋に、「ファンの気持ちに応えたい」という真摯な姿勢だと思うし、その結果、何も騒動が起きずにファンと交流できたなら、双方にとってとてもいい思い出になるはず。

それなのにこんなトホホな結果(怪我人発生)になってしまうのは、ファンの自覚の無さだ。
ファンなんてのはおおむね自分の行動が他人にどう思われているかなんて考えも及ばない極楽トンボなもんですが、それにしてもヨン様のファンってほとんど中年女性でしょぅぅ?ティーンエイジャーでもないのに…とは思うね。せっかくのヨン様の好意を無にするようなことしちゃって、なんとも浅はかだ。
これでヨン様が「もう日本には行けない」なんて思っちゃったらどうすんの。台無し。もう。
ヨン様が紅白に出てくれるのを楽しみにしてたのに、これじゃNHKも直談判しにくくなっちゃったじゃないのー。

韓流フィーバーを微笑ましく見てる私ですが、ホントのところ、私個人は「明星に会うということ」の意義を全く感じないヒトなので、追っかけさんたちの心理状態は総じて理解できてません。もう、完全に他岸の火事…いや、花火、です。「おお~!すっげー」とか遠巻きに言ってるだけ。
なので、イベントやファンの集いに、明星に会いたいという一心でノコノコ出かけてる人が、追っかけさんたちのことを批判的に言うのを聞いても、私には同じようにしか見えません。一歩間違えば…っていうか、一人不埒な人間がいれば連動して騒動が起こりかねないといった意味では、生身の明星に対峙する場所は常に危険と隣り合わせです。不測の事態がありうる。
「会いたい」という気持ちがある限り、騒動の芽はあるんだよ。
「会いたい」は「もっと会いたい」につながる。会えなければ会えた人間に嫉妬する。会うためにNGな行動もしてしまう。
恋は暴発するものだ。恋を信じちゃいけない。恋をしている人間が、「自分は冷静になれるのだ」などと自惚れちゃいけない。
「会ってどうする(どうもならん)。」と、いう気持ちがなければ、静かなファンにはなれないよ。ある意味、徹底的に醒めていないと。
私はずっと、そういうファンでした。
会うことは、距離を感じる事でしかなかった。だから会いたくなかった。「虚像」だけでよかった。
でも、だからこそ私は熱くなれなかった。自分を見失えなかった。
それはちょっと、寂しいものでもありました。

冷静になんかなってられないっつーくらいの熱さがないと、これだけの潮流は生み出せないんだろうし、ここまでの経済効果をたたき出すには、それ相当の燃料がいるんだろうね。で、その中に浅はかな人が混じってしまうのも致し方ないでしょう。
ご愁傷様です。