「私は「うつ依存症」の女」

ヤな題名ですね(笑)。
昨日、久しぶりにジェイソン・ビッグスでネットサーフしてたら、一昨年撮影してた(これもクリスティーナ・リッチとの共演の)「Prozac Nation」って映画が、表題のような邦題でいつのまにか日本公開してたのを発見しました。気づくの遅すぎ。
たった今、渋谷のシネマ・ソサエティで公開中。関西方面は来週末あたりから順次公開される模様です。

この映画は内容が内容(普通だったらアタシは絶対観ない映画)だし、ジェイソンも脇だからあまり出番もないようなので、全米公開中から「こりゃたぶん見ないで終わる」と思ってたんだけど…日本公開したのなら見なくちゃ。
ジェイソン、見たいもんっ。しかもコメディでもなんでもないジェイソン…未踏の境地だ(笑)。
てなこと言いながら、ま、DVD待ちだね。

それにしてもこういう「深刻ぶりっ子」な映画ばかりが日本公開されて、アメパイのような健全で平和で含蓄溢れた作品が来ない、ってのはどうだろう?なんだこの国は。つまらんな。
でも、この作品は簡単に「うつ」を容認しない姿勢(「うつ」と「うつ依存症」を言葉で区別してる)を打ち出してるその題名がかすかに良いな、とは思います。依存症は病気ではないもの。この映画の主人公も「うつ」ってよりヤク中だしねぇ。その根本には母子関係の捩れという明確な原因がある。
誰もが持ちうる不安感や不全感をアバウトな理解、単純な納得によって「うつ」と単純にくくってしまうのはどうか。言葉の一人歩きは本当に病気として「うつ」を患っている人への社会的理解の眼も曇らせるんじゃないかなぁーなどと思いつつ(この主人公は実在人物であり、ホントに「うつ」との壮絶な戦いがあったらしいのですが)まぁ、見てないのでなんとも言えません。てなわけでこの映画に関してはまた後日。

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何の因果で2作続けてクリスティーナ・リッチの恋人役せにゃいかんのか(それこそ鬱)。ビジュアル的にもなんだかこの二人って溶け合わないような気がするんだけど?