易烊千璽、次なる作品は?

最新更新日:2022年8月8日

素晴らしい監督や脚本に出会い、最高の演技を見せ続けてくれている千璽。作品が変わるごとにそれまで見たことのない新しい姿が立ち現れ、魅了される。彼の演じる物語は常に新鮮で、驚きに満ち溢れていて、魅力的で、飽きることがない。

出演映画をすでにおおかた観てしまい、次作を待つ段階に来ている今、気になるのは次回作。
今現在待機中の作品はどんな感じなのか調べてみました。

 

『世間有她』(2021)2022年9月9日中国公開決定!
『白鶴亮翅』(2022)公開待ち
『三個字』(2022)撮影中
『江流天地外』(2023)撮影中
『満江紅』(2023)撮影中
『舒蘭河上』(2023)予定
長安二十四時Ⅱ』(未定)

 

待機作品は以上、合計7作品。
それぞれの状況を詳しく見ていきます。


◆『世間有她』

 

監督:張艾嘉(シルヴィア・チャン)、李少紅(リー・シャオホン)、陳沖(ジョアン・チェン)
脚本:李少紅(リー・シャオホン)
主演:周迅(ジョウ・シュン)、鄭秀文(サミー・チェン)、易烊千璽(イー・ヤンチェンシー)、許娣(シュー・ディ)、馮德倫(スティーヴン・フォン

 

女性監督が3人そろって、コロナ下の人々の生活を描いた作品。
監督も出演者も華があって実に豪華。作品はとっくに出来上がっているし、トレーラなんかもちゃんとあるのに、なぜか公開されずにいる。いったい何が引っ掛かっているのかな?謎。

追記:22年8月3日 9月公開との噂が出ましたが、確かかどうかは不明。

   22年8月8日 9月9日に公開決定いたしました。

8月8日:新しいビジュアルが出ました。

8月8日:新しい予告編も出ました。

www.youtube.com

予告編


www.youtube.com

 

◆『白鶴亮翅』

 

監督、脚本:魏書鈞(ウェイ・シュージュン)
主演:王景春(ワン・ジンチュン)、顔丙燕(ヤン・ビンヤン)、易烊千璽(イー・ヤンチェンシー)、白紅標(バイ・ホンビャオ)、梁龍(リャン・ロン)

 

15年間刑務所で服役した後、釈放された男。妻はすでに再婚していた。彼は海南島にいるという息子に会いに行くことを決める。 
どうやら父子モノのお話らしい。父親役は王景春、息子役は千璽。

最近出てきた撮影中のお写真。

千璽の髪型がネタバレ無しよ!と隠されていて期待しちゃう。無精ひげなんてのも初めてじゃないかい?ワクワク。

ポスター別柄。

 

◆『三個字』

監督:婁燁(ロウ・イエ
脚本:趙志剛(チャオ・チーカン)
主演:易烊千璽(イー・ヤンチェンシー)、春夏(チュン・シャー)、李現(リー・シエン)、章宇(チャン・ユー)、王傳君(エリック・ワン)

天安門、恋人たち』の監督、婁燁(ロウ・イエですよ!これは期待しちゃう。ロウ・イエの撮る若者たちの群像劇…ときたらもう、ねぇ(って脳内妄想あれこれ…)。そもそも同年代の若者たちの集まった群像劇での千璽を見たことがないので、今からドキドキです。優等生の千璽を使って、ぜひとも上映禁止になるような作品を撮ってみて欲しい。心から期待しています。
ストーリーは詳しくはわかりませんが、年を取った男が昔を回想するストーリーらしいです。だから若者たちの生きる時代は、ロウ・イエ監督の若い頃あたりが舞台なのかもしれない。

別画像。

 

◆『江流天地外』

監督:饒俊(ラオ・ジュン)
脚本:胡坤(フー・クン)
出演:廖凡(リアオ・ファン)、易烊千璽(イー・ヤンチェンシー)、孫千(スン・チェン)、劉奕君(リウ・イージュン)、宁理(ニン・リー)

16集のTVドラマ(12集という噂も)。現代劇です。
河川に藍藻類(シアノバクテリア)が大量発生して云々…という、どうやら環境汚染問題を描いた作品のようです。大学教授から環境保護局長へと任命された男が主人公。チームで研究と調査を重ね、汚染を乗り越えて川に綺麗な水を戻し、生態系を守り、なおかつ人々の経済発展にも寄与する解決に至るまでの物語。たぶん千璽は研究室の若手職員役でしょうなぁ。

 

◆『満江紅』

監督:張藝謀(チャン・イーモウ
主演:易烊千璽(イー・ヤンチェンシー)、沈腾(シェン・トン)、于和偉(ユー・ホーウェイ)、張譯(チャン・イー)

南宋期の中国を舞台に、金との講和条約紹興の和議」を結ぶ前夜の出来事を描くサスペンスタッチの作品。
出た!古装片!嬉しい~。このお話は有名なお話らしいので、あとで勉強しておきます。
イーモウ監督の5年ぶりの時代劇とのことです。出演者、見事に男ばかり(雷佳音も出る!張小敬&李必のコンビ再びか)。

22年7月に露出した千璽の造型。髭!

 

◆『舒蘭河上』

監督:侯孝賢ホウ・シャオシェン
脚本:朱天文(チュー・ティエンウェン)
原作:謝海盟『舒蘭河上:台北水路踏査』
主演:舒淇スー・チー)、張震チャン・チェン)、易烊千璽(イー・ヤンチェンシー)

凄い!こーれーは楽しみです!え、こんなところに千璽がいるなんて夢ではないだろうか。
これは原作本があるので、内容はそれを読めばわかります。
台北のあちこちに残る暗渠の話。川には女神が住んでいて、暗渠を調べる「オタク」青年が女神と逢う…という話らしい。
インタビューで(まだ脚本もできていないとしながらも)、オタク青年を張震が演じるのですか?と尋ねられた監督は「彼はオタクじゃないでしょう。この役はふさわしくないよ」と言っていたそうなので、たぶんこれ、千璽が演じると思う。
おそらく全編台北ロケですよ。すごいな。すごいな。本当に実現するのだろうか(半信半疑)。
先々にこんなに素晴らしい贈り物があると知ったらもう、毎日頑張って生きよう!と思えるよ。
侯孝賢パーキンソン病を発病したという話もあるので、ちょっと心配ですが…。

現在出ているのは、スー・チー張震と監督がくつろいでる写真のみ。密談中でありましょうか?ワクワク。

 

◆『長安二十四時』のパート2

…にも多分出るはず。これはまだまだ企画段階でしょうから、全貌が見えてくるは時間がかかりそうですが。

てか、え?千璽、出ますよね?李必が出ないわけない。

李必がいない長安二十四時なんて、麵がないラーメンみたいなもんですからね。
李必は私のイー・ヤンチェンシー原点です。全てはここから始まった。成長を見届けたい!

 

千璽の仕事のチョイスは実に面白い。
絶妙なところを攻めてる。想像の幅が広いというか…しっかり作品を吟味して新しいことに挑戦できるかどうか見極めて選んでいる気がする。
たぶんオファーは山のように来てるだろうけれど、千璽でなくてもよさそうな役は選んでいないのではないかな。
とにかくすごい可能性を感じるのですよ。楽しみな作品が目白押し。この一つ一つの作品で、また絶対に別の顔を見せてくれるに違いないと確信してる。

どの作品もものすごく楽しみだし、ありがたく正座して待つことにかわりはないのだけれど、中でも一番興味があるのは侯孝賢の『舒蘭河上』です。
なんといっても私がこの世界(中華明星世界)にどっぷりハマったのは、侯孝賢の『悲情城市』で梁朝偉トニー・レオン)演じる「文清さん」に激惚れしたのがきっかけ。「しゃべらなくてもいいからそれでも使いたい」と熱望されたかつての偉仔に通じるものが千璽にもある気がする。その存在、佇まいだけで物語を引っ張ってゆく力のようなものが。

最後に一つ。これらの情報はいずれもネットのネタです。ネットはフェイクが横行する場所。正しくない情報もありますので、シロウトのにわかファンが書いていることなど眉唾、くらいに思ってください。
私はこれらの情報を信じてワクワクしておりますが、それは私の勝手ですので、どうかその点、誤解なきようにお願いします。たとえ撮影が順調にいっても公開されるかどうかもわからないお国柄ですので、そういう点も考慮しつつ…ね。