私の小さなお守り

以前、台湾に行った時に、金瓜石で小さな鉱山の欠片を買いました。


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これを、最近よく取り出しては眺めています。
小さな岩塊をじっと見つめていると、いろいろな想像が湧きます。
金瓜石は悲情城市の舞台(ロケ地)となった憧れの地ですが、いろいろと調べてゆくと過酷な歴史をもった場所でもある。太平洋戦争中はイギリス人捕虜たちが鉱山作業員として劣悪な環境と虐待の中で酷使されていたことなども知りました。
かつて興隆を極めた鉱山も、戦後廃墟となり、その状態は今でも続いています。
鉱山の今の姿を知ることができるDVDを見ましたが、台湾の人たちの中でもこの地は捨て置かれたままの土地として紹介されていました。


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どちらのDVDも、かつての鉱山労働者の働いていた跡地に入ってルポをしてますが、本当に朽ち果てた廃墟のままとなっています。
黄金博物館などが整備されても、その先の鉱山の整備まではなかなか進まないのでしょうね。

お土産の鉱石を買ったのは、黄金博物館区の中にあるこちらの露店です。(ボクちゃんがまだ小さい!)

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2011年1月の、晴れた良い日でした。その時のブログ記事はこちら。

 

www.freakyflower.com

 

これ、すでに10年も前のことです。
びっくりするね。この時私は自分の書いている物語の取材のつもりでここを訪れているんですから。
その時から私は同じ小説をこねくり回していていまだに出来上がらない(涙)。どんだけ亀の歩みなのだろう。我ながらよく(自分の無能さに)イヤにならないな、と思うわ。てか、イヤになってんですよ。でもこんな自分と付き合っていかなくちゃならんのだから、まぁ、そんなもんだと思うしかないよね。
そんなことの繰り返しで、今に至ります。