盛り上がってまいりました


今日の「花燃ゆ」、めっちゃよかった〜〜〜。感動。
狂気の寅、何を言っても通じない寅、塾生たちもちょっと困惑しはじめた寅の姿に「あーあーあー過激派だなぁ寅は。アブねぇヤツ。文も小田村しゃんも気の毒にな」と思いながら見ていたら、あの獄中での熱弁(そして伊勢谷の熱演)ですよ。
ガツーーーンとキました。
何かね、目からウロコが落ちましたよ。
ああ、そうなのか!松陰がなぜ先生と呼ばれるのか、なぜ狂気のテロリストでなく英雄扱いなのか、あれほどの頭のイイ人がなんであんなくだらないことで死んだのか…初めて、やっと、よくわかりました。
グッときた。
同時に井伊直弼も同じことを言っていて、二人は案外同じ「至誠」の人なのだなと感じました。
ポジションの違いで行動も歴史上の評価も変わってしまうけれど、人間としての在り方はこの二人、似てたのかも。
「言葉を発しようとしない者に、言葉が伝わらない者の悲しみなどわかるわけがない」ってのには衝撃を受けましたね。そこに至る前の、聾唖の弟とのやり取りも含めて……深いわ。
とてもせつない。
てか、脚本がヤバいくらい上手い。
え?ナニコレ。
ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん。
こないだ「脚本が悪すぎ」ってここに書いたけど…大河ってすごくいい脚本の時と、まるで駄目な時があるよね?なぜだ?
そういえばこのドラマって、初の脚本家二人体制だって言ってたな……
と、今さらながらに気づきましたよ。
フト嫌な予感がして、過去回のそれぞれの担当脚本家を調べてみました(wikiに載ってる)。
そして深く納得。
上手い人と下手な人がいるんだね。それも、すごく上手いのとすごく下手なのが(いや、アタシの主観、てか好みで言っちゃってるけども)。
大島さんと宮村さんっていう二人の脚本家が交代で書いているのですが、私は大島さんの脚本がすごく好きなのだということを発見しました。
大島さんの脚本は特に寅次郎がスゴイ。思想的な深みがちゃんと出ていて、キャラが存分に活きている。グッときちゃう。どうしょうもない寅の内面を、丁寧にすくって描きだしてる。それはもう、出色に上手い。あと、小田村がめちゃカッコいいw 贔屓か、ってレベル。
脚本が物足らず、なんでこう書くの?!ってイラっとした回は、全部宮村さん担当でした(=意見には個人差があります)。
あー、でも次回で寅次郎死んじゃうよ…寂しいな。
伊勢谷の寅次郎、すごくすごーーーく良かっただけに別れがたい。
どうでもいいけどウチのお嬢は今日も小田村ターンが来ると微動だにせずガン見です。可笑しい。
大沢たかおにドはまりしてるお嬢はファンクラブにも入ってるんだけどね、個人事務所のせいか、ファン対応が丁寧なんですよ。グッズなんかもいろいろあるし(香港明星みたいな写真入りストラップ使ってるわが娘w)、ファンミも充実してて、日本の俳優とは思えないフレンドリーな雰囲気。盛り上がってて、楽しそうでいいなぁーとうらやましく思いながら見てます。
アタシもこういうファンになりたい!(なれないけどw)