「花蓮の夏」DVD


キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!



アマゾンからやってきましたー。
レンタルにはない映像特典が目当てだったんですが、嬉しいことに何編かの未公開シーンが入ってました。
なんと!!その中に収められていたものの中に、本編とは結末が違ってくるであろう予想外のシーンがあり、またまた妄想が広がりまくりなのでした〜。
ネタバレしちゃうと、ショウヘンはパーティの夜、ホイジャに別れを切り出していた……というシーンがありました。
むむっ!これはただなりませんよ!大きく話の本質が変わる展開ですからね。
別れを言い出されて傷付いたホイジャはジェンシンの家に行きます。
その時、たまたまシャワーを浴びてて裸だったジェンシンに抱き付いて泣いていたところを、時間差で訪れたショウヘンに目撃されるの。
で、ショックで泣きながら飛び出したショウヘンが事故に会う…という展開。
(要するに、事故に会う前のショウヘンの傷心の理由が変わっている)


この時、ジェンシンとホイジャはお互いの境遇をわかっているので(ホイジャはジェンシンがショウヘンを愛するゲイなのを知ってるから)友達同士として慰め合っていたのですが、ショウヘンにとっては二人が元のさやに収まって恋人同士としてそこにいると誤解したわけですな。
くーーーーっ。
いいねいいね、すれ違い。
こっちの展開の方が何倍もいいじゃん。なんで構成変えちゃったんだろう?
やっぱりショウヘンがホイジャに別れを告げちゃマズいわけなんだろうな。
だってそうなったら選択肢はもう片方しかないわけだもんね。デキあがっちゃうもんね。
話をそう単純にしたくはないわね、やっぱりさ。
でも、よく考えると本編の構成のままだと、あの夜にショウヘンがジェンシンと寝ちゃったのはどうにも唐突で、未公開だった方の展開だったらその流れも自然な気もする……
そうでもないかな。わかんないな。
ショウヘンの微妙な感情と行動を、監督さん自身も扱いかねていた、ってのだけはよくわかる(笑)
扱いかねているのは観てるこっちばかりじゃないんだね。作ってる当人も悩んでたんだ。
あーー面白いなぁ。
その他にも未公開シーンはどれも物語を深める要素が満載のいいものばかりで、ホント、どうしてカットしちゃたんだろう?って感じでした。葛藤の跡がうかがえた。
映画編集の苦労が忍ばれます。