いのちに。

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暖かな陽光に包まれて
いのちが弾んでいる
細いツメクサの茎につかまって
小さな体が震えている

草叢はあまりにも広大で
蒼穹はあまりにも遠く
なのに彼はたった独りだった

春の野に
どこまで続くかわからない未来を見て
小さな体が震えている

「大丈夫。」
私は彼を励まし、彼から励まされる
神の手の上で踊る同胞として
この同じ春の日盛りに