「東京ラブストーリー」

再放送を夕方やってるので、なんとなく見てしまってます。
もう何度も見てるんだけど。
でもって、毎度感じるんですが…
リカってほんっっとにウザイ女!
見れば見るほど、「よくまぁ、こんな周到なキャラを作ったわ」と、サイモンさんの才能に脱帽。
で、それを演じる鈴木保奈美が見事にハマリ役。
あんな鬱陶しい女が身近にいたらすごくイヤですね。カンチ、気の毒。口を開けば要求ばかりでさ。「ウソを言わないで」「約束して」「アタシだけを見て」あれして、これして、○○してくれなきゃヤダ!…等々。げっそり。すっごい疲れる。
約束なんてできねーよ。だって人間だもの(相田みつを)。
それ以上にイヤなのは「気にしてませーん」みたいなミエミエな強がり態度。腹のくくりかたの足らないやせ我慢。妙なテンションの明るさ(もどき)。
関係ないけどセーターをパンツに入れるのもヤメロ。
…ってなことツッコミながら見てるくせに、なぜか涙が出てしまうのはなぜ(爆)?
リカが本当はすごく不安な人間なんだというのが伝わるせいか?
その不安の表し方(現れかた?)が気に入らなくてイライラするだけなのかもしれない。
「絶対こんな風には言いたくない」、ってなことをつい言っちゃうリカのことを、わが身の暗部を見るようでイヤなのかも。

すごくすごく好きな人がいて、その人をなにがなんでも離したくない(けれどなんとなくその人が離れてしまいそうな)時に、どんな風にその相手に接したらいいのだろう。
というのは一つの永遠のテーマだと思うのですが、リカの場合ことごとく「あちゃー」な方向に行っちゃってるのが痛すぎてかなわないのよね。悲しい。ものすごく。
それにしてもよくできたドラマです。やはり名作。