千穐楽

とうとう増田さんの舞台「only you」が千穐楽を迎えました!
34公演、無事に全力で走り抜けましたねー!感無量。
増田さんのロミオは、私にとってもものすごくエポックな存在でした。舞台前・舞台後、って明確に分けられる意識の変化をもたらした。
このことは後でじっくり語ってみたいけれど、今はうまく言語化できない感じ。

とにかく私はこの夏、この舞台に出会えたことでいろいろなものがガラッと変化したのです。とてもいい方向に。
これを糧にして、この先2年間くらいは猛ダッシュできそうな元気と意欲をもらいました。
増田さんの頑張りは、舞台の終了と共に終わったりはしないのよ。
放出したパワーは誰かに伝わり、誰かが感化され、誰かが走り出し、誰かの糧になり、また新しいものが生まれる。
どんどんバトンはつながってゆくの。
エンタメのチカラというものの強さを、ガッツリと感じています。

増田さん、開放感に満たされる暇もなく明後日は味スタライブですが、それが終われば、忙しかった夏にもようやくひとごこちつくといった感じでしょうかね。

雨になるのか炎天下になるのかわかりませんが、苦手な野外ライブ、どうにか頑張って乗りきってください。

あとちょっとだよ、まっすー!
来週月曜日の「PON!」で、元気な笑顔を見せてくれるのが今から楽しみです。

 


【本日のSS】


お題:009

「枕」
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「これ。誕生日のプレゼント」
渡されたのは、枕だった。
不眠症で悩んでる、って言ってたでしょ?これ、使ってみて。眠れない時によく効くハーブを乾燥させて詰めてみたの。」
「え?手作りなの?」
「大したことないよ。ハーブに凝ってるから作ってみただけ。ラベンダー、カモミールヨモギ…サービスでバラも入れといたよ」
微笑む君に手渡された生成りの枕から、ふんわりとやさしい匂いがたちのぼった。
「ありがとう」
…と言う僕の声は不自然にかすれていたかもしれない。
だって嬉しくて嬉しくて、思いっきり君を抱きしめてキスしたくて…でも、そんなこと片想いの分際でとうていできなくて。

あの日以来、いつもその枕を抱きしめている。
両腕に抱いて、鼻を押し付けて、深呼吸して、胸いっぱいに君の手で摘まれた花たちの匂いを吸い込む。

「枕が恋人みたいだな」
寮で同室の友人が笑う。
「そうさ。最高の抱き心地だぜ」
冗談めかして言った自分の言葉にドキドキした。

(404文字)

 

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これは以前書いたSSの草稿を使いました。
その時の設定は、リリーとルーピンだったの。
って、何のSSかわかるよね。ハリポタです。
ハリポタの2次は一時期めちゃめちゃハマってて、読むのも書くのも大好きでした。
好きなカップリングは「ロンとハーマイオニー」「リリーとルーピン」「シリウスとルーピン」。
今でもこのカップリングはどれもツボ。
なかでもロンハー命!でしたねぇ。あの二人はもーー可愛くて可愛くて大好き!
今も昔も赤毛の男の子が大好きwちなみに自分もめっちゃ赤毛