土砂降りの野音

エレカシの日比谷野音ライブ、行ってきましたー。
あー……雨降りそうだなぁ…という予報でしたので、傘、厚手ロング丈の合羽、タオル類、ビニール袋、ビニールのサブバックなど万全の準備で臨みました。
日比谷に着いたのは13:30分。
すでにグッズ販売には長蛇の列。最後尾が果てしなく遠く、気を失いかけましたがとりあえず並びました。
並んでいるうちにどんどん雨脚が激しくなり、やがて土砂降りに。

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日比谷公園の側溝は川のように水が流れておりました。
ゲリラ豪雨とか台風並みの雨の勢いに傘だけではしのげず、慌てて合羽を着ました。この時点ですでに靴の中まで水が入りぐしょぐしょ。気持ちは萎え萎え。もう泣きそう。
こんな状態で雨に打たれながら、なんと3時間(グッズ販売に2時間、IDチェックに1時間)も並び続けました。ヘトヘトです…。途中何度も帰りたくなりましたが、今回はわりかしいい席だったので、「ここを乗り越えれば楽しい未来が待っている!」という気持ちで踏ん張りましたよ。
いつもの通り、客層は見たとこ同年代のジジババばっかりです。
私の隣で並んでいた総白髪の御婦人などは、グッズ販売の列にびしょ濡れで1時間以上並んだ挙句、具合が悪くなって売り場に到着することなく離脱してゆきました…
宮本くん、梅雨時に野音はやめようよ?
あなたのファン、思いのほかお年寄り多いんだよ?雨に打たれるのはさすがにキツイよ。

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やっと入った会場では傘さし禁止なので、とうとう合羽のみで雨と闘わなくてはなりません。
会場入りの時間がたぶん一番ヒドイ雨脚で、とにかく身動きをするだけで合羽の隙間から水が中に入り込むから、ひたすらジッと動かずに、まるで傘地蔵になった気分で開演までを待ちました。
いい席だと思ったものの前列と前々列にデカい(背の高い)男がやってきて信じられないくらい前が見えなくなりました。デカい男は通路にはみ出した挙句振り幅も大きく、視界は完全にふさがれました。
ものすごーーーーーーーーーーく邪魔!クソかよ!
そいつがごく普通に定位置で鑑賞してくれてれば私だってちょっとずれるだけでステージ見ることができるのに、そういう気遣いさえできないんだから頭にくる。

というわけで、ライブの前にあまりにもキツイことやイライラすることがありすぎて、ミヤジがでてきてまたもや「Easy Go」がちゃんと歌えてないのを聴いたら、なんだかもうフッ…と気が遠くなってなにもかもどうでもよくなってしまった。
あのね、私はこの曲すごく好きで、めちゃめちゃイイ曲だと思ってるの。傑作だと思ってるの。だから毎日何度も聴いてるんだけども、本人のパフォーマンスで満足したことは一度もない。曲が好きすぎるせいかもしれないけど、いつも激しく失望する。舌打ちしたくなるくらい歌えてないんだもんさ!

ま、そんなこんなで疲れてしまい、ミヤジの姿を追うことも諦め、呆けたようなポカーーーんとた気持ちのまま、ただ聞こえてくる音にだけ耳を傾けていました。
わりと懐かしい歌が多いセトリだなぁ…とか思いながら。
「浮草」「上野の山」…いいなぁ。エレカシ節だ。
「珍奇男」はまさに珍奇。
大好きな大好きな「武蔵野」を聴けた(私がエレカシファンになったきっかけの曲)。
ああもうこれきけりゃいいや、ってくらい満足。パフォーマンスも良かったです。きれいに歌えていた。私はとにかく「キレイに歌って欲しい派」なのよ。楽曲のファンなので。
エレカシのファンの人ってわりと宮本(そのもの)のファンが多いんで、パフォーマンス重視するけど、私は違う。歌えない曲は歌って欲しくない。曲の世界観を崩さないで!と思っちゃう。
「さよならパーティー」も聴けた。これも大好き。シンプルな曲だけど心にジンジン沁みるねぇ。気持ち的に「あるある」の筆頭だからなこの曲。
そして「なぜだか、俺は祷ってゐた。」がきたよ!
あーー感無量。泣けた……
「さよなら 愛しき日々よ」のくだり、もう何とも言えない滋味に溢れている。
「遠くビルの向かうに 光る星に願ひ…」の部分で、野音の裏に聳えるビルを見やったら、曰く言い難い想いが溢れました。
大好きだ。
ああ、これが私のエレカシ!と思う。
よって、本日のマイベストワンは「武蔵野」を僅差で破り「なぜだか、俺は祷ってゐた。」に軍配。アッパレ。
EMI時代までの曲って、やっぱり私にとってのエレカシの核なんだな、と思います。同時代を過した云々というのじゃなくて、単に楽曲そのものに対する深度が、って意味で。
新曲もいいモノがどんどんできてくるので凄いと思うのだけど、なんだろう…私の心をグッと支えてくれるような、「これは私だ」というような曲はやはりちょっと昔の曲なのかな。

マイワーストワンは…っていうよりも、これライブでやるたびゲッソリするんだけど、「星の砂」ね。
客の一斉の振りがイヤでしょうがない。
ミヤジが大阪野音でこの振りを「不気味」って言ったんだってねw
それ聞いて、「お!ミヤジまともじゃん」って思った。あれをご満悦で眺めてるようだったらがっかりだと思ってた。
ありゃ不気味以外の何物でもないよ。あんな”みんな揃って盆踊り”みたいなので喜んじゃう人たちってエレカシの何を聴いてるの?と思う。感性、真逆じゃんか。ビックリしちゃうよ。
かなりのエレカシファンの人の中でもはっきり「宮本さんの顔が好き」とか言う人がいるから、そういう派なのかなぁ。
私はジャニヲタでもあるから、そういうのわからなくはないけど、エレカシでそれってやっぱちょっと(私とは)違うなと思う。
だから何だ、って話だけど。単に私個人の思ったことを書いたまで。
星の砂でヒラヒラしてたヒトも、気にしないでください。あなたにはあなたの生き方があって、あなたにとってはそれが正解なのだから。
どうもライブに行くたび愚痴が多くて我ながらイヤになるね。毎回「向いてないわな」と思うんだけど、つい「現場」が見たくて行っちゃう。CD録音の楽曲が最高だと思っているのに「現場」が見たいという気持ちはどこからくるんだろうなぁ。やっぱり私もなんだかんだ宮本くんに合いたい派??そうでもないんだけど…よくわからない。私は何を期待しているんだろう?

追記:一昨年に書いた記事にうまいことこの感覚が説明されてた。我ながら、年々文章表現が下手になっているな(汗)。

freakyflower.hatenablog.com


苦闘2時間の戦利品。
写真集、タオル、ミニタオル、Tシャツ、扇子。

 

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前回、ミスチルスピッツのコラボライブの時、開場2時間前にすでに会場限定グッズが売り切れてたんで、その轍を踏むまいと頑張って並んだんだけど、別に売り切れるようなものでもないよね……よく考えたら。後で場内で買えばよかっただけやん。あの、豪雨に打たれながら待った2時間って、きっともっとほかのことに有効に使えたはず。きっと、ミヤジがこういうの知ったら「バカだなぁ」って思うだろうな。「その時間、図書館で本でも読んでろよ」って。私も思った。私らしくなかった。
私らしく、エレカシと対峙したい、とあらためて感じる今日の日であります。

 
◆今日のグルテンフリー(85日目)


【朝】いなり寿司
【昼】ソイジョイクリスピー
【夜】押し寿司(鮭、鯛)、ジュレサラダ、カレーライス(無印良品の「国産リンゴと野菜のカレー」)
【間食】塩せんべい、アーモンド

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ライブ関連で時間が取れず、お昼は持参のソイジョイを食べただけ。
帰路、あまりにお腹が好きすぎて倒れそうだったので、東京駅の駅ナカで買った押し寿司とジュレサラダを新幹線内で食べましたが、家についてさらにカレーを食べました。22時過ぎに(汗)。

あーーー太るやつだコレ!

でもどうにもお腹がすいちゃって、食べずに寝る選択ができんかった…