「タンタンの冒険〜ユニコーン号の秘密」



公式サイト
http://tintin-movie.jp/


ボクちゃんにねだられて、スピルバーグの新作「タンタン」を観てきました〜。
ちょっと前からボクちゃんが「タンタン」の原作本(カラーマンガ絵本ね)を好きになってシリーズを読みはじめていたので、映画化はグッドタイミングでした。
原作とはかなりキャラクターの雰囲気が違うんですけどね。同じものを扱ってるとは思えないくらい印象が違ってる。
えーっと…映画のタンタンはイマイチ可愛げがないというか…(汗)。
とくに愛犬スノーウィーはマンガならではの可愛さがどこかにいっちゃった感あり。


本家タンタン&スノーウィー↓


映画版タンタン&スノーウィー↓


まぁ、こういったキャラの違和感も、物語が進むうちに…そう、20分も見ていれば慣れましたけどね。
これはこれでありだな、と。
映画版のタンタンも、それはそれでキュートなのです。
なので、原作(のキャラ造形)に過剰に思い入れがなければ、楽しめると思います。
とにかく休む間もないジェットコースタームービーなので、いちいち他の事かんがえるヒマなんぞどこにもありません。
がっつりと物語に入り込まないと、すぐに置いていかれちゃいそうになるくらいスピーディー!
ストーリーは、「カリブの海賊」と「インディージョーンズ」と「シャーロックホームズ」と「ダヴィンチコード」がいっしょくたになったような、豪華で盛りだくさんな、でもそれゆえにかなり散漫で落ち着きがない展開になってます(汗)
で、盛りだくさんのわりには、どことなく印象が平坦なのです。
うわーよくできてるなぁーすごいなーとは思うんですが、強烈に胸にクルものがない感じ。
アクションに次ぐアクション…も、息を呑むほど凄いんだけど、ちょっとパンチに欠ける。
いずれもこれが半アニメ(俳優の動きをベースに作画したCG3D動画)だからできることなんですが、実はこの部分こそが作品をちょっと中途半端にしてしまってる原因かもしれない、と思いました。
アニメだったらかなり荒唐無稽なことも受け入れられる。
実写だったらもうちょっと人物にリアルな感情移入ができる。
でも、その中間ですと、激しいアクションも、感情表現も、どちらもなんだか収まりが悪くなる感じはどうしてもあります。
ただ、新しいモノの動き(滑らかで立体的で臨場感のある動き)を見た!!…という感動は今までにないものです。
これはもう、手放しで「すごい!」って思える。ある種の未知との遭遇です。
その意味では一見の価値ありです。しかも、映画館の3D画面で見るからこそのもの。
ああそれと!!
オープニングのクレジットが流れるときの映像が、もーーめちゃくちゃオシャレ!私が一番、気に入ったのがここです。
スタイリッシュ・ミステリの魅力が満載。心踊りまくりました〜。


ボクちゃんは帰りに本屋で(映画原作になっている)「なぞのユニコーン号」に次ぐ「レッド・ラッカムの宝」を買ってさっそく読んでました。
(映画はこの2編をまとめた話になってるっぽい)
やっぱマンガのタンタンはビジュアルめちゃくちゃ可愛い♪みればみるほどオシャレだしー。


ペーパーバック版 レッド・ラッカムの宝 (タンタンの冒険)

ペーパーバック版 レッド・ラッカムの宝 (タンタンの冒険)


こちら↓予告編