「水曜日の情事」

CXで再放送している「水曜日の情事」を見てます。
一輝が出ているので以前から興味があったのですが、版権の関係でDVD化されていなくて、今まで見られなかったのです。
今回、天海祐希のドラマ「BOSS」のキャンペーン中ということで再放送となったらしい。なんともグッドタイミング。



このドラマ、面白いねぇ〜〜!
最初は一輝目当てだったのですが、いまやそれとはまるで関係なく楽しんでいます。
でも、とてもじゃないが家族揃って居間で見るわけにはいかないキワドイ内容(^^;;)。昼間の再放送で良かった〜。
これ野沢尚さんの脚本なんですね。さすがです。話の展開がスリリングでぐいぐい引き込まれてしまう。スゴイわ。
不倫モノなんですけど、それだけに終わらない。ハラハラドキドキ、ドロドロなのにいつもなんだか可笑しくて(←ここポイント!暗かったり重かったりってのがまるでない。コメディ?とさえ思える奇妙なテンション)そして深くて複雑な心理描写。とにかく楽しいんですよ。
それにしても、女と女の複雑な関係とか、女の思考回路とか、野沢さん男なのになんでこんなことわかるのだろう?
人間観察力が並みじゃないのだろうなぁ。惜しいストーリーテラーを亡くしたものです、本当に。


役者も粒ぞろいです。
石田ひかりの底知れない情念と天海祐希の天使のような顔した悪魔っぽさがお互いを伺いながら駆け引きしてゆくさまはもう圧巻。
でもって、モッくんがね〜最高なの。ハマリ役。
浮気男(実は女同士の闘いの道具?)で調子っくれの編集者なんだけど、これがめちゃめちゃ上手い!モッくんにしかできないだろうなぁ〜と思うわ。
私が一番好きなのは作家の前園先生を演じてるネプ泰造です。
前園先生(てか泰造)見てると、なんか嬉しくなっちゃうんですよ。カワイくて。ちょっとキャラ萌え。
泰造って演技が上手いわけではないと思うのだけど、なぜか演じてると気になってたまらなくなるというケースが多いんです。
片思いの恋をしている男、という設定だとさらに萌える。不思議。
要するに物語喚起力がある役者なんだろうな、私にとって(まぁ、元をただせば私なんて泰造のおかげで自分が腐っていることに気付いたヒトですからね←てるとたいぞうですよ(汗))。
ちなみに一輝は天海祐希と同じ職場にいるゲイの親友役です。爽やか〜なたたずまいよ。
出演シーンはろくにないんだけど、印象的な出かたをしてて、らしいなぁ(笑)という感じ。
まぁ、でもホントに脇役。話の展開に関係ないからね。一服の清涼剤の如き癒し、かw