野遊び

陽気が良くなってきましたので、先々週から3週間続けて週末になると同じ場所に出かけてます。
家から車で30分くらいのところにあるんだけどね、いい按配に木々や野原があって小川が流れてて、ほのぼのと人々もたむろってる、とても心の安らぐ場所なのです。
小川にはザリガニはもちろん、シジミやウグイの稚魚もいる。
木の上には鳥が巣を構えている。
野原にはいちめんの菜の花の群生や、土筆やのびるがあちこちに生えている。そういうトコ。
印象としてはバルビゾン派の画家が描きそうな場所なの。
つまり、フランスの田舎風(笑)。
いや、マジで栃木にもフォンテンヌブローはあるのだっ。
そこに、お昼寝もできる大きなシートやお昼ごはんや釣り道具や本やノートを抱えてって日中の間、のんびりと過ごすのです。
木陰でシート敷いて、食べ物並べてね。
子供達が川遊びをする声なんかを聞きながらウトウトしたりする。
ふっと目を上げると葉陰の隙間から青い空がキラキラ見えて…また気づいたように本を読み始めたり、知らない間に寝てたり…みたいな。

春の野には、そこに寝そべって過ごす価値があるね。
なんていうか、地面から命のパワーが上がってくるのを感じる。
草の匂いと風と水音と陽光と…そういうものに包まれて大の字に寝そべって仰向いてみると、「ああ、生きてるなー。」と実感する。
たとえ気分が塞いでいても、気にならなくなっちゃうほど、春の野の威力は絶大です。
あまりにも平和すぎて、この瞬間にもどこか遠い国で戦争がある、なんてことさえ忘れてしまう。

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なんちゃってバルビゾン。
コローの描く絵のような、のどかな場所。

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春の小川。ウグイの稚魚が列を作って泳いでる。
夏には蛍も舞うそうです。

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のびる摘みをしました。
大漁です。このまま生でも食べられますが、辛いんだよねー。

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さっと煮て、酢味噌を添えて食べると甘味が出てオイシイのよん。食卓に野趣を。