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誰でもよーい!


信西が逝ってしまった……ううっ(涙)。(大河@平治の乱
こうなるのは史実なので最初からわかっていたことだけれど、その細部まで再現された死に様には言葉をなくしました。
やっぱりすごくつらかったー(涙)。早く来てよぅぅ清盛ぃぃ〜〜!
回想シーンがバンバン入るのも、お決まりの手法ですが涙を誘います。
どれもこれもキラキラな目をして夢を語る信西なのです。
ああ、この人は常にこうして前だけを向いて生きてきたんだなぁーと。その結末がこれか……と思うと、ホントせつない。
夢半ばで散るときの思いはどんなだったろう。
実際には信西は逃げようと思えば逃げられたらしいんですよ。宋まででもお逃げなさい、と言ってくれる者もあったそうです。
でも、なんだか妙に潔く諦めちゃった感がある。それもまた信西の合理主義の結果なのかなぁ…。
表題は信西が清盛と出合った時の言葉。まだ何者でもなかった二人の若者の冗談みたいなやり取りの中にあったもの。穴に落ちた信西高階通憲)を清盛が助け出すシーン。
信西らしさがでてるので好きな台詞だったんですが、これ、信西の最期の言葉とリンクしてるようで、セツナイのです。
死を前にしてまたもや信西は穴の中。再び清盛が自分を救い出してくれることを願っている。あの日は誰でも良かったけれど、今この暗い穴にいる自分の手をとってくれるのは清盛でしかありえない。万感の思いをこめて清盛の名をつぶやく信西…。
願い虚しく敵の手に落ちたとき、信西は高らかに叫ぶのです。
「おのれが誰なのか見つけたり!我は信西入道ぞ!」
最高のキメ台詞でした。
誰でもよかった誰かが清盛でなければダメであるように、今ここで逝くのも信西入道でなければダメなのだ、というね…。
この言葉になんだか救われたような気がします。ああ、彼は彼なりのプライドをもって散ったのだ、負け犬ではなかった、と思えた。
(それにしてもこのドラマは伏線の張り方が壮大です。清盛との出会いがあんなヘンな状況だったのも、こうして意味を持つんですねぇ。いやーすごい。素晴らしいですよ、今年の大河は。でも、あとあと語られるのは視聴率の低さなんだろうな。馬鹿みたい。世の中なんてそんなもんか)


誰よりも賢く、努力家で、憧れを知り、この国のどうしょうもなさを嘆きながらも果敢に独裁をつらぬいた情熱の人は、たくさんの人間の憎悪を一身に背負ってさらし首の身となりました。
戦国時代はともかく、この時代、さらし首なんてのは50年以上遡ってもお目にかかれない「極刑」だったそうです。
信西の政治はそれほどまでに恨まれたということなんでしょうね。
でも、その革新的な政に未来を託す者だっていた。清盛がそうであったように。立場が変われば判断も変わります。
歴史は一方向からだけでは何も語れない、というのをこういったいわゆる「ヒール」キャラを前にするとしみじみ感じますね。
信西の死を見届けた側近の藤原師光(西光)がこの後、平氏と対立してゆくのもまた歴史の綾です。
敵が味方になり味方が敵になり…。
共に武士の時代を築こうとよきライバルだった義朝と清盛の二人も、信西を挟んで対極となってしまいました。決定的に袂を分かってしまった。
ホントにもうー左馬頭はバカだねぇ(爆)
正直なところどうしても源氏にはイラッとくる。演じるタマキが巧いのでなおいっそうダメ感が漂っているせいもあるかなぁ。
源氏のつらさもわかっちゃいるけど、このあとのことを考えるとなおさらイライラするんだよ。
めちゃくちゃカッコいい若武者・頼朝(中川大志くん。驚くほど若武者姿が似合う!五月人形のよう)だって、なんかもう鬼っ子にしかみえないもん。こいつを生かしたばっかりに…って。小憎らしいw
ま、そんな感じで相変わらず入りこんで見てます。
でも、来週からは信西いないんだなぁ。寂しいわ…。
次週(その次かな?)では義朝もいなくなっちゃうし。脱力感、かなりありそうです。
思えばこのドラマって毎回毎回誰かが抜けていくんですよね。馴染んだキャラが退場してゆく。振り返ると死屍累々(爆)。
それでも歴史は続くのじゃ。
加速度的にカッコ良く頼もしくなってくるマツケン清盛の出世を楽しみにしつつ、次なる展開を期待することにしましょうかね。


追記:あまりにも信西モードだったので、スーパーでクィックルワイパー2つも買っちゃった(Drクィックル=信西入道に誘惑されました…)。