森の歌

土曜の夜、NHKBS-hiにて、昨年11月に来日公演をしたテミルカーノフサンクトペテルブルク・フィルのショスタコ「森の歌」の演奏会全編を放送しておりました。
すごく聴きたかった演奏会だったので、めっちゃウレシイ!


演目は以下の通り。
交響詩「キキモラ」 作品63 ( リャードフ )
■ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23 ( チャイコフスキー )
■オラトリオ 「森の歌」 作品81 ( ショスタコーヴィチ )


「キキモラ」は、退屈な曲でした。心に残らなかったなぁ。
チャイコのPC1番は大好きなんですが、なんといってもボロジャの1962年の演奏があまりに珠玉で惚れまくっておりますので、なかなか他のピアニストの演奏を聴く気にならない曲です。どうしても比べてしまうので。
今回のソリストエリソ・ヴィルサラーゼ (私は全く知らない女性ピアニストでした)は、とても堅実にきっちりと弾き込んでいて、なかなか良かったです。演奏後にたくさん「ブラボー」も飛んでましたね。
でも、なんというかボロジャに比べると色気がないんですよねぇ(^^;;。女性のわりに打鍵が強くて、メリハリの利いた演奏をする方でした。
メインの「森の歌」は、2、3度聴いたことがあるだけの、ほとんど知らない曲でしたので、新鮮でした。っても、ちゃんとCDも所持しているんですけどね、ボロジャ指揮のを。
魅力がイマイチわからない曲ではありますが、ところどころにショスタコらしい旋律などもあって、ああ、ショスさんの曲なんだなぁーということをあらためて思ってみたり。
改訂版の歌詞でない、もともとの形での上演は滅多にないようなので、歌詞の字幕をつけてくれたら嬉しかったです。


NHKBS-hiって、クラ系に関してはなかなかステキなプログラムを放送しているんですね。
これからは意識してチェックしてみようと思います。
BSってちゃんと受信料払っているのにあんまり見ないんですよねぇ…もったいない話です。
HDDに録画してもそれをDVDに落とせない(著作権云々で1度しか録画できない仕様になってる)ってのもBSのイヤなところですー。ケチー。