「らじかる」に思うことなど。

タカとしがレギュラーコーナーを持っていて毎日生出演するので欠かさず(時には録画で)観ているのですが、最近はこの番組自体が好きです。
ポイントは「のんびり楽しい情報番組」っていう明るくてヌケた雰囲気なんですが、なんかこれ、昼日中のラジオ番組みたいなのほほんぶりなんですよね。
吉田照美も出てるし。
吉田照美のしゃべり方ってのが私はもう、めっちゃツボなんですよ。大好き。大沢悠里三宅裕司とかのしゃべり方も。総じてオトボケ系(の声)、ですかね。
彼らの声を聴いていると、晴れた日曜日の昼時の柴又を思い出します。
昔、柴又に通っていた時期があったんですが、その行き帰りにはいつもカーラジオでAM放送を聴いていて、吉田照美の声が流れていた。それでなんとなく音と風景がつながっているんだろうなぁ。


柴又には独特の「なごみ感」があるんですよね。
「東京なのに田舎」「田舎なんだけど東京」みたいなユルさにホワ〜ッとなる。
矢切の渡しがある土手に寝転んで青い空など眺めていると、すごい開放感を感じるんです。ようするに「居易い」場所です。
「川千家」さんとか「高木屋」さんの店先を通るたびに、「ああ、ここのウチの子だったらよかったなぁ」と思ったりしました。寅さんのイメージもあって、参道のお商売屋さんには憧れる。
そういうところの店先で流れているのは、派手なBGMでなくて、のほほんとした軽くて明るいラジオのおしゃべりだったりするのです。
帝釈天の参道に溢れているのは人間同士が「話す」という音で…そういうところにフッと身を置くと、たとえ自分は独りでも、なんだかすごく落ち着くんですよ。


話はズレましたが、「らじかる」って番組は、そういう感覚を思い出させてくれるんです。
だからほのぼのと、楽しい。
べつに番組自体が秀逸なわけでもなんでもないと思うけど(笑)。
生放送って、「同じ時間に生きてる」って感じがして、いいもんなんですよね。
今日も彼ら、頑張ってるな〜私も頑張ろう!とか、単純にも思えたりするからステキなのダ。