お嬢からのお誕生日プレゼントが届きました!
リファカラットだよーーー+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
ずっと欲しかったヤツ。
お嬢さんありがとうごぜぇやす!
さぁ、これでアタクシ美魔女になれるんでやんすか?なれるんでやんすね!
【本日のSS】
お題:0019
「ランプ」
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ポツポツと降り始めた雨が次第に激しさを増す中、俺は避暑地の森へと車を走らせた。
目的地に着くころには土砂降りの雨だった。
森の奥の古い別荘はずぶ濡れで闇の中に沈んでいるように見える。
扉を開けると、部屋の中にぼんやりとランプの灯が揺れていた。
「いるの?」
声をかけると、薄暗がりからゆらりと彼女が現れた。
甘い桃の匂いがした。
思い切り抱きしめ、そのまま床に押し倒す。
密やかな声が漏れた。
親父が愛人と逢うために作った別荘で、俺も同じことをしている。
母を苦しめた親父を許せなかったというのに。
これが業というやつか。
そんなことを考えながら、腕の中の彼女に視線を落とした。
その瞬間、ギョッとして思わず彼女の体を押しのけた。
その顔が、母の顔に見えた。
ほの暗いランプの灯のしたで、母が恨めしそうな顔でこちらを見ている。
ランプの灯がふっ…と消えた。
甘い桃の匂いに代わり、母がいつも箪笥に入れていた強い樟脳の香りが闇の中に広がってゆく…
(409文字)
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ちょっとホラー?夏なのでw