憧れの在り処

帯録している「アド街」を見たら、先週の放送は神保町でした。
ベスト3は、3位喫茶店、2位大型書店、3位古書店……というねw
「そりゃそうだけどさー」的な内容でしたが、ロケのカメラが回ってるだけで、嬉しくなりました。
最近、マッタンの影響で、さらにこの街への憧れが強くなってます。
ぶらぶら歩きしたいけど、時間が作れなくてなかなか行けない。日曜日は古書店街お休みだしね…


もし、めっちゃ金持ちになって、何やってもいいよ、って言われたら何したい?
…って妄想ネタを与えられたら、私には二つの憧れがあるんですよ。
一つは、古書店をやること。もう一つは、喫茶店をやること。
そのどちらも神保町でやるのが夢です。
って、「夢です」とか言っちゃうとなんかもう、本気で思ってるっぽいノリになっちゃうけど(汗)、これはあくまでも「めっちゃ金持ちだったら」っていうありえない状況設定下の楽しい妄想ネタとして話してるだけなんで念のため。(みなさんが「好きな俳優使って映画作りたい」とか、よく言ってるアレですよw)


古書店は、これはもう分野(ジャンル)から細かいコンセプトに至るまで明確に決まってます。
手芸関連の本の店です。こだわりの得意分野w
7:2:1の割合で、編み物:刺繍:縫い物といった区分で扱いましょうかね。
戦前からの婦人誌、1960年代のニット本、企業PR誌(見本帳など)、図案集、輸入本…あたりにはちょっと力を入れたい。
ついでにいい感じのファブリックや、糸、ボタン、チャームなんかもちょっと揃えて、客の創作意欲を盛り上げます。手芸ネタやレシピを載せたオリジナルの冊子も作りたいですね。
私自身がすごく欲しているのに、なんとこれ系のまとまった古書店がないんですよ(あったけど、残念なことにかなり前に潰れてしまいました)今のところは競合店がないという…狙い目ですw
とはいえ正直、こういった憧れの店を商売にするのはシンドイんで、ホントは私がやるまえに誰かがやってくれないかなぁーと期待しているんですが。きっと入り浸っちゃうよ。


喫茶店の方は、コンセプト的にはジャズとミステリーのお店です。
いかにも、ですけどねw 
私の溜め込んだ往年の名作ミステリ本や古いペーパーバッグの表紙イラストを店内にディスプレイしましょうかね。それとは別に、自由に手に取って読んでオッケーの本も並べとく。翻訳ミステリの古典を中心に。
店内に流す曲はジャズです。読書の妨げにならない程度の音量でね。選曲等はジャズメンの旦那に丸投げするハラですw
コーヒーは私の好きな酸味の少ないタイプのコーヒーを中心に置きます。それをマグで出す。笠間焼がいいなぁ。焼き菓子も数種類用意したい。ロシアケーキみたいなのがいいかな(もちろんホームメードで)。
で、こちらも月イチくらいで冊子を出したいです。創作ミニミステリ、おススメ本書評、音楽の話…などの内容で。
ちなみに、この冊子の名称及び店名はすでに決めてあるんですよ。ナイショだけどね。


よく考えると、どっちにしろやりたいことの筆頭は「冊子を作る」ってところなのかもなぁw…と思わないでもないですが。
自分の好きなものだけ集めた冊子を、同じようなシュミの人に読んでもらう、ってのはやっぱ一番の憧れなのかな……って、わりとちっさいところに結論がまとまっちゃいそうです(笑)。


こういうのって考えてるだけで楽しくなりますね。うっとりしてくる。
実現の前にあるはずのハードルを一切考えないでいい妄想だから、延々と話を膨らましていける。
もちろん私にだって現実的に努力して叶えたいと願ってる夢もありますよ。いまだにそれはね。
でも、そこには妄想の入る余地なんかないですからね。妄想したって虚しくなるばかりだから、「もしも」は一切考えない。
現実としてそこには「やるべきことをやる」っていうシンプルなものがあるだけです。
でも、もし私がこの自分的難関をクリアできたら、たぶんもっとこの街が好きになるような気がします。
もう一段階上のパスポートをもらえる、というか。気持ち的に。
それは、欲しいなぁー。と、マジで思います。