2006年を振り返って

2006年も残すところあと2日となりました。
今年1年を漢字で表すとしたら…私は「楽」ですね。音楽の「楽」、楽しみの「楽」。
とにかくたくさんの音楽を聴いた。音楽漬けの1年でした。そしてそれがとても楽しかった。
ハマりたての楽しさ、ですね。そういう、人生で何度もない楽しみを味わえた1年でした。
私の人生の中に「クラシック音楽」というファクターが加わった。
今までと違うのは、ハマったものが家族と共有できるということ&たぶん一生モノであること、ですね。これはもはや「財産」です。どんな形にしろ、続いてゆくように思います。要するにもともと音楽好きだった私の中に、ほとんど興味の無かったジャンルの音楽の世界があらたに拓けて、それがもう、とんでもなく広大だったと。そういうことですから。尽きぬ泉を見つけた、とも言えますねw
今年はモーツアルト生誕250年、ショスタコーヴィチ生誕100年の記念イヤーで、「ノダメ」の流行などもあり、社会的にもクラシックが話題になったエポックな年だったわけですが、偶然にもそんな年にこの世界に夢中になれたことにも何か縁を感じます。そういう潮流とはまったく別のところからハマった身なので、尚更そのタイミングの良さを感じるのです。神様からのプレゼントかも、と。
キーシンを好きになったその時にジャストタイミングでリサイタルがあったり(機会を逸すると3年待たねばならないのにね)、ボロジャにハマった時に彼がエヌ響の音楽監督だったりと、考えてみれば奇跡のようなタイミングのよさなんですよね、私。ま、ボロちゃんの指揮は今思うとモニョりますけどw、それでも何度もその姿を間近で見ることができたことはやはり凄いことです。
そういや、ヒラリーを好きになった途端に、スワナイさんの代役で急遽地元にヒラリーが来た!ってのも、奇跡としか言いようが無いっすよ。ああ、ショスタコにハマったのが記念イヤーだった、ってのも。
こういうことを考えると、「運命」ってのを感じますね。来るべくして来た。
結局誰もが、些細なシュミの世界でさえ、来るべくして来て、去るべくして去るんだなぁと思います。
阿嶽に逢えない運命であることも、最初から決まっていたのかもしれないなぁ〜という気がします。
ま、なにはともあれ、本当にステキな1年でした。
華やかなことなど何もなかったけどね(^^;;。
ずーっと家で家事育児をしながらCD聴いてるだけの毎日だったけど私にはそれがなによりなのです。でもって、時々オケを聴きに行けたらね、もうなにも言う事なし!です。
とはいえ、いつまでもこうして人の作った音楽を聴いているだけで過ごすのはあまりにも不甲斐ないので、来年からはちょっと自分で自分を立て直していこうと画策中です。音楽を励みに、私は自分のすべきことをちゃんとやらねば。うん。


ブログに関して思うことですが、あいかわらず定期的に内容に関して「これでいいのかなぁ」という気持ちが起きます。
ブログってのは、まぁ、日記みたいなものなんでしょうけど、私は個人的に日記みたいなブログは好きじゃないんですよね。
どこ行ったとか何食べたとかいうのは。何を読んだとか、何を観たとか聴いたとかも。メモみたいな羅列は避けたい。
その先のことを、書きたい。
どこかに行ったら、そこで思ったことを。観たもの聴いたものから何を感じたかを。自分の思いを。
そういう「思いの記録」を、私自身が残しておきたいと思うからです。それもできれば嬉しかったり楽しかったりという肯定的に心に感じたことを中心に残しておきたい。
でもまぁ実際は、どうでもいいような小ネタに始終してるのが現状です。
それは、「ちゃんとしたこと」を日々書いてゆく余裕が無いということでもあります。
毎日私はいろんなことを思うわけですが、なかなかそれをまとめて文章に書けない。
私は、自分を語ることがすごく苦手みたいなんですよ。
時事ネタなんかでも、ブログに意見を書きたいなぁと思うこともあるのだけれど、やはりできない。書けるのはエンタメやシュミの話だけ。それもかなり話題を選ぶ。
そのせいもあって、書いたブログを読んでて、あまり自分らしさを感じないんですよね。
それは、ハマリたてでまだ初心者である分野について中心に書いているせいもあるけれど(まだ自分らしくこなせていない分野であるので内容が浅い)、それだけでなくて、やはりブログに対して腰が退けているというのはあるなぁと思います。
来年は、もうちょっと自分らしさを出していけたらいいなぁと思っています。もうちょっと「前に出る」感じで(笑)、やってみたいかも。
来年の目標はまた後日、書いてみます。