佳き哉、盆栽。それは小さく美しい命の船。

ずーっと気になっていて、でも、すごくハードルが高くて、それでも手元に置いてみたかった盆栽。
恐る恐る盆栽の世界に足を踏み入れています。
といっても、まだ買って眺めているだけ。
剪定したりアレンジしたりというレベルには全然ないんだけど、眺めているだけで本当に楽しい!
盆栽ってものすごく面白いんですよ。
ジーッと見つめていると木の幹や枝の肌や葉の質感のリアルな存在感に震えます。
苔の生えた根元にはらりと落ちる枯葉の風情。鮮やかな赤い実。ふっくらとした蕾。土の素朴。地面には小さな植物も生えてきている。
この小さな器の中に、ぎゅっと凝縮したように、溢れるほどの命が息づいている。
眺めていると、すーーっと、この木の元に自分も佇んでいるような気持ちになるのです。共に、この命の器の中に入り込む。日常の細かいことなど忘れ果てて、小さな宇宙に心が遊ぶ。
なんとロマンティックなことか!

我が家の盆栽さんたちをご紹介しましょう。
只今、3人さんが揃っております。


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一番大きい長男は、五葉松の寄せ植え。
こちらは大阪府池田市ふるさと納税でいただいたものです。
中央に五葉松、向かって右に長寿梅、奥に南天、左に旭山桜。

バランスも良くて盛沢山で、とても華やかで楽しい!
届いたままの状態ですが、手前の白砂がちょっと趣味に合わないので他のアレンジにしたいな、と思っているところです。


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こちらは白紫檀
ちょうど赤い実がきれいな時期です。


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樹形がとてもきれいなのですが、針金が食い込みかけているのでこれを切断するのが目下の課題です。
針金切りの鋏を通販で買って、届くのを待っているところです。
枝を切ってしまわないように注意して挑まねば。

 


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一番小さな鉢は、楡欅です。
黄色に染まった落葉が土の上に落ちる様子がとても風情があります。


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姿は小さく可愛らしいけれど、幹には力強さを感じます。


基本、盆栽は屋外に置くものなので、ベランダに新たに棚を作りました。棚に隙間があるうちは、ちょっとまた新しいお仲間を連れてきてしまいそうだなぁ…(汗)。