カウントダウン5日

職場にいる時に、何か独特の感覚に包まれることがある。
なんだろう、いつか体験したことのある懐かしい感じ。
夕暮れ色した記憶の隅にひっかかっている昔いた場所…に関するような。
すごく胸がキュンとする、セツナイ何か。
でも、それが何なんだか全然わからない。
わからないんだけど、ほぼ毎日、感じる。
そしてたまらなく「この感覚を、(言葉で)表現したい」と思うのです。


つかみどころのない漠然としている感覚を、巧く表現することができたらステキだ。
いろんなことが他者と共有できる気がする。
私がやりたいことって、それなんですよね。
胸にグッとくる記憶や風景や、恋しい想い、揺れる感情…そういうのを言葉で描きだしたい。自分が一番、それを欲している。
私は私の心を読みたい。ナルシストなのかもなぁw
波乱万丈の物語なんか必要ない。
ただ、小さな感覚や細かな感情を上手いこと表現できたら、私の好きな物語ができるのではないか。
特別なことなんて何もない普通の日々の中に極上の物語はある。きっと。


そんなことを考えながら、黙々と働く。
黙々と働けるのも、思えば幸せなものだなぁ。


普通の日々 / エレファントカシマシ