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鼓動のような音楽


クラシックを聴くのに飽きたとき(飽きた…というか、要するに気分転換ね)聴く音楽ってのはいろいろありますが、わりと自分の中で定番っぽいのがあって、同じようなのを繰り返し聴くパターンです。
たとえばこんなの↓↓とか。



いやーイイっすね(・∀・)!
曲がね。
このPVは下品すぎて絶句ですけど(汗)
果てしなく下品。下品マックス。おぞ気がふるうとはこのことか、的な。
こんなんでも歌詞は単純でカワイイんですよ?ボーイミーツガールでさ。
もう何年も前のことになりますが、このBlink182をはじめ、Sum41とかGreenDayとか3DoorsDownとか…ポップ・パンクっぽいアメリカロックばかり聴いてた時期がありました。
気づけばもはや懐メロの域ですね。


こういう曲を聴いていると気持ちの上では瞬時に10代の女の子に戻ってしまいます。
未来が、輝く青空のようにどこまでも広がっていて、それを見上げてはワクワクドキドキしていた若い頃の自分になっちゃう。
一気に元気が出て「ひゃっほーーー」って感じの勢いで踊りだしたくなる。
そんな時に間違って鏡なんか見ちゃったりすっと、マジで落ち込むのよ(汗)。
自分はもう絶っっ対に10代には戻れないんだ!ってことに今更ながら愕然とします。
現実を直視したその瞬間、それまでの錯覚と現実が完全にズレて、認知の歪みが生じ、自分の立ち位置を一瞬見失う。
ちょっとした恐怖体験っすよw
(べつにロックは若い子の音楽だといってるわけではないですよ。私の中で発生する齟齬の話)


クラシックを好んで聴くようになったきっかけはミーハーな演奏家萌えで、そもそもが偶然に迷い込んだ世界だったんだけど、今では「音楽を聴く」ということの8割以上がクラシックになってます。ここ7年くらい、たいていはクラシックを聴いている。
クラシック音楽が魅力的でスキだってのはもちろんですが、聴いてて楽だってのもあるんですよね。
楽だから自然とそっちに手が伸びる、というか。
クラシックを聴くときには内的葛藤みたいなものがほとんど無いので、純粋に音楽を楽しめるんです。ひたすら身を任せて聴いていられる。
ロックやポップスを聴いてると、涙が止まらなくなったり不安になったり妙に盛り上がったりすることがよくあります。
幸福感に弾けたような気分にもなるし、落ち込みまくるほど悲しくなったりもする(これは表裏一体、です)。
「私はこのままでいいのか?」「人生とは何ぞや」的なところに着地して、悶々となったりもする。
音楽自体が感情にダイレクトに入り込んで揺さぶりをかけてくる、っていう感じ。
かなり大きな振れ幅で気持ちが揺さぶられるので、正直ちょっと疲れます。
動揺はごく一過性で、曲が終わればリセットされるのだけれど。


思い出すのは、かつてボロジャ(アシュケナージ)が言ってた言葉です。
クラシック音楽というのは人の叡智によって創られた芸術として存在するので、それは普遍的なものであるゆえに万人の心に響くのに対し、ロックやポップスというのは例えれば人の鼓動のように自然と湧き上がる情熱が音楽になったものなので、ごく個人的なものであり、それは芸術というよりも本能といったほうがいい」というものです。(文言は違いますが大意はこんな感じのことを、語っておりました。)
ボロジャの極論(?)はよくあることなので、まぁご愛嬌なんですが、これがなかなか本質を突いているようにも思えるんですよね。
こんなような感覚が私の中にもあるなぁ、ってのを今は実感として感じるので。
私の中のイメージでは、これを「伽藍」と「個室」、という感覚でとらえています。
世界遺産みたいな大きな伽藍に対峙する喜びや興奮、疎外感に対して、誰かの個室に遊びに行くときの楽しさや共感、閉塞感…という例えだとわかりやすいかな。ちょっと違うか?


以前、私はウタダの音楽を「心臓の鼓動のような音楽」と書いたことがあります。
そのリズムに自分の鼓動と近いものを感じたので、これを聴きたくなるのはすごく本能的なものなのだなぁ、と思ったんですよね。
なんと、持病の不整脈が緩和するという効果さえあったのです!歌詞のついてないカラオケバージョンがより効果があったので、そればかり繰り返し聴いたりもしてました。
ウタダの曲は私にとっては夜明け前のように暗いので、聴くのがめちゃシンドイのですが、時々すごく聴きたくなるのは、何かリズム…というか、馴染むノリのようなものがあるんですよね。
自分が好きになる曲には必ず、そういうものがあります。
「血に合う」って言い方をするんだけど。
そういう曲ってのは本能に近いぶん、よりダイレクトに個人的な感情にも関わってきちゃうのかもしれません。
まぁ、バカロックを聴くのに分析は必要ないけどもさw
ちょっと思ったことを書いてみただけー。のわりには長くなった(汗)。