「南下専線」


縦貫線のニューアルバム(ミニアルバムなので6曲入り)でーす(人´∀`).☆.。.:*・
阿嶽の作品は作曲のみで2曲。
曲目と、簡単な印象(個人的な感想、ですね)を書いておきますね。


1:「歸来」

     曲:阿嶽 / 詞:ジョナサン

4人で歌ってます。出だしが阿嶽
この声がアナタ!!!!!!!もうね、もう、めっちゃくちゃステキなのよぅぅぅ(涙)。
阿嶽は曲によってかなりボーカルの声のトーンを変えて出してくるんだけど
この曲はそのもっとも「ツボるトーン」の声で歌ってくれています。スウィートハイトーンボイス、だなw
腰砕けですーー(*´д`)萌
この最初の一声のためにこのアルバムがあるのだ!とこの時点で確信しましたね。
ありがとうございました。10秒でおなかいっぱいです。
これは今回のアルバムの中で一番縦貫線らしい曲かな。


2:「握手」

     詞・曲:ダーヨウ

ダーヨウ中心ヴォーカル。ちょい古いハードロック(いわゆるオヤジロック)。ダーヨウ節、だね。
ダーヨウはこの曲で一人完結してる感あり。まぁ、歌は他のも歌ってるけども、楽曲作るところでコラボしてないのがちょっと寂しいかな。


3:「愛 欲 浮世繪」

     曲:阿嶽 / 詞:ジョナサン

阿嶽中心ヴォーカル。可愛いっすよー。なんで縦貫線での阿嶽ってこんなに可愛いのだろう?
…ぶりっ子?
という疑惑が濃厚だわ〜。そういうとこユエ坊らしいなぁ。
ノリのいい、明るいアメリカンポップスです。ブラスやシンセサイザーが多用されてる。
でも浮世絵って…なんじゃらほいw
曲と歌詞がどうもイメージ違うんだけどね。繰り言っぽいのは、詞を書いてるのがジョナサンだからか?


4:「有光」

     曲:エミール / 詞:ジョナサン

エミール中心ヴォーカル。
香港歌謡曲の王道、みたいな(80年代安全地帯風の)ちょっと色っぽいバラード曲。
エミールの声とキャラはやっぱこっち方面、マダムキラーなんだろうな〜。


5:「給自己的歌」

     詞・曲:ジョナサン

中国語の曲名は「給自己的歌」なんだけど、横に書いてある英題が「Jonathan's song」とあるだけあって、ジョナサンの独壇場です。
男ヤモメの自虐を感じさせる”かまってチャン”ソングか?


6:「感應」

     詞・曲:ジョナサン

子どもたちと阿嶽の合唱から始まるので、「小星星」みたいだとちょっと思ったw
これも4人バランスよく歌ってるんですが、バランスが良すぎて(きっちり分けて歌ってて)変にそこがかた苦しかったり。
4人で歌うときはまず阿嶽、なのね。そのパターンが私にはものすごく効果的なのだなぁ…としみじみ感じます。つかみでグッともってかれちゃう。
これ、曲自体はまったく面白くないんですけどね。


今回のアルバムも「プロフェッショナルが4人でやってるんだよーん」という、あくまでも4人のバランスを考慮したアルバムでした。
ボーカルの担当とかやけにきっちりしてて(4人で1曲を歌うときは交代で同じ長さくらいずつ歌う、とか一人一曲ソロ曲がある、とか)妙に律儀!
そういうところも「4人で不公平なしに仲良くやってますよ」感が漂っていて、なんか可愛かったです。
とはいえ、全体的に前作「北上列車」よりもかなりトーンダウンしている感じは否めませんでしたねぇ。
なんかもう、どうにもたまらず胸がざわついて涙でそうになる!みたいなのが、前回はかなりあったのに、今回は無いなぁ。
「オヤジバンドはやっぱりオヤジがやってたのね…」と今更ながらしみじみとw
なんかうっすらとすべての曲が古いんだよねぇ。阿嶽が作曲した曲以外、「おっ♪」とクるものがない。
てか、さすが阿嶽は段違いで才能あるなぁってことを思うのですが(ごめん、ファンの欲目ってことで)、それでも阿嶽基準でとらえてみれば今回の2曲のインパクトはかなり弱い。
この4人でやっていくのはこの辺が限界かな、というのは確かにちょっと感じたかな。「再結成はない」ってのも、納得いたしました。
いや、もちろんめちゃくちゃカッコイイバンドだったわけですからね。頂点極めてパッと解散するってのがやっぱそのカッコよさを永遠にするのだなーと思うわけ。
あとはツアーDVDが出てくれたら言うことなしです!