大原美術館名品展

地元の美術館で開催中の「大原美術館名品展」に家族揃って行ってきました。(大原美術館は、岡山県倉敷市にある有数のコレクションを誇る美術館)
印象的だった作品は、
モネの「積みわら」
ル・シダネルの「夕暮の小卓」
古賀春江の「深海の情景」
萬鉄五郎の「雲のある自画像」
小林孝亘の「Sunbather」といったところです。
特に、ル・シダネルの「夕暮の小卓」は今回初めて知る作品でしたが、雰囲気のよさにしばしうっとりと眺め入ってしまいました。



ポツンと窓辺に灯った明かりが運河に映っているのがなんとも言えずステキです。
お茶を飲みながら話に夢中だった二人。
気がつけば、辺りは薄闇に包まれています。眩しい昼と賑やかな夜の間のひと時の静けさの中、どこかから夕餉の支度の匂いが漂ってきて…というね。
何気ない日常の、穏やかで幸せで静かな夕暮れの気分がよく出た作品です。
実物は、もっとステキな色合いです。画像ではあの空気、よく伝わらないなぁ。


今日は本当に寒い日で、日中でも外気は5度。
美術館前の野原に芽を出した土筆が、冷たい風に揺れていました。早く暖かくなるといいね。