祝!20周年/「さざなみCD」


スピッツの新譜です!

さざなみCD

さざなみCD


前のオリジナルアルバム(ここに過去ログ)から、2年9ヶ月ぶりのヌーアルバム!
そういえばその前も2年以上間が空いていたんだ。
この(一般的にはちょっと長めな)タームがスピッツの呼吸のようなものなのかもね。
私みたいな消費の早いタイプの人間にとっては逆に丁度いい間の空け方かも・・・と思う。一回りして忘れた頃にまた会える、って感じで。
正直、ここんとこスピッツの方に意識が行ってなかったので、「あれ?もう?!」みたいなサプライズ。
って、前も同じ事書いてるね。・・・どんなファンじゃい。


えーっと・・・でも、今回のアルバムは、ちょっと・・・「ん?」って感じですね。
三日月ロック > スーベニア > さざなみ
今日一日ヘビロテで聴いた私の感想はこうかな。(えらそうですみません)
もうちょっと言うと、
ハヤブサ > 三日月ロック > スーベニア > さざなみ
・・・
・・・(汗)
・・・トーンダウンしてる?
いやいや、そういうわけではないんですけどね。新しいアルバムはめちゃくちゃ嬉しいし、曲もステキなんですよ。
聴き込んで行けば変わるかな?とも思う。(とりあえず「ハヤブサ」が奇跡の1枚ってのはガチですけどね!)
ただ、今回のアルバムは曲が今ひとつインパクトに欠けるような気がしないでもないんですよ・・・。シンプルすぎるっていうか。あまりにもマサムネ節そのまま(従来比)で。
それはそれですごく良いんですけど、とりあえず意外性がなかった。
うん。それだ。意外性ナシ、ってのが軽くビックリ。
「群青」聴いたときに感じた予感がそのまま形になってた。すごくいい曲なんだけど・・・そう来るのね、って感じで。
音の鳴りは良いし、サウンドはすごーく気持ちいいんですけど、どうにも既視感に溢れてる。
ま、20年選手だし、それだからこそ安心して聴けるってファンも多いのだからこれは欠点ではないでしょう。ただ私が勝手に予想してたのとちょっと違っただけ。


歌詞に関しては相変わらずの珠玉ぶりで、ジワジワ胸にキました。これはもう、磐石ですね、いつもながら。
スピッツは音楽でもあるけれど、文学でもある。
私にとってマサムネは、その作品が出来上がってくるのをいつだって待ち望んでいる大好きな詩人です。
スピッツの新譜が出る、イコール、「指折り数えて待った新しい詩集が届く!きゃー!」ってことです。
私はそれを胸に抱いて、息が切れるような勢いで丘の上まで駆けていく。
そして誰もいない丘の上の木の下で、気持ちの良い風に吹かれ、ドキドキしながらその表紙をそっと開くんです。
その瞬間から、私は一人っきりでめくるめくエロくて甘くて苦くてセツナい、マサムネ・ワールドを泳ぐのです。
いつだってそこには、息苦しくて駆け出したくなっちゃうほどの恋が溢れている。
固有名詞をつけて地上に降ろしてしまってはあまりにももったいない恋の想いが!
これはこれだけで何の味付けもせずにわしゃわしゃと貪るように食べて、腹の底からシアワセな気分になるのですよ!