不死鳥の騎士団

ハリポタ新作、やっと観に行けました〜。
でもこれ、ちょっと拍子抜け。期待が強かったせいか、なんだか物足りませんでした。
あっさりと表面をなぞっただけのような気がしちゃって。まぁ、あれだけの時間の中にエピソードを選択して入れてゆくのは至難の技だとは重々承知ですけどね。
原作を読んでいない人にはなにがなんだかわからなかったんじゃないかなぁ?端折られてて。
観終わった後、お嬢が「長い予告編みたいだった!」って言ってたけど、まさにそんな感じ。
なんかもう、どんどんどんどん話が進んで、あっという間に終わってしまうのだけど、でも実際は2時間以上あるんだよね。
うそっ、早っ。何も見ていないような気さえするのに。


でも、物語の場面が実際の映像となって目の前に繰り広げられるオドロキや喜びはいつにも増してありました。
造りこんである映画なんですよねぇホントに。そういうところはつくづく素晴らしいと思います。年々グレードUPしてる気がするし。
なんたって全世界の期待を背負って莫大な資金を投入して作られた映画ですからね。完璧な映像ですよ。これ見られるだけでももう、たまらなく贅沢なのです。ありえない映像なんだからね。こういうのに慣れて、文句言ってちゃダメな気がする。
ってか、だからこそさらに脚本の弱さ(?)が悔やまれるのだけど、これは制限時間がある限り仕方がないんで、言ってもしょうがないね。
魔法省の様子、セストラルの姿、現れては消える「都合のいい部屋」…アンブリッジの憎たらしさも見事に再現されていた。
冒頭のディメンターが現れるシーンの映像はちょっとしたホラーより怖かったです(^^;;。
ホグワーツの描写も多角的で、すごくわくわくするものでした。カメラワークが前作よりもドラマテックでいいです!


個人的に期待してた「監督生のロン」は、どうやらなかったことになってる模様。クゥィデッチで活躍する姿もナシになりました。
つまりいつも通りの冴えないロンなのでしたよ。
でも、イラつくハリーを見捨てずにかばったりする姿は今までにないものだね。ロニィも大人になりつつあるのかw
ロンハー萌えのネタは適度にありましたよ♪うふっふ。←こんなんばっかり気にしてる人
巨人グロウプにつかまったハーマイオニーを助けようとロンが無力にも立ち向かってゆくトコとか、ヨカッたっすね。「ハーマイオニーになにかしたら許さないぞ!」とかいう激萌えセリフつき。
防衛術の練習の時も、なんかメッチャいい雰囲気でしたし。
とにかく、いつも二人で掛け合い漫才みたいな会話をしているところがイイのよね。で、常に一緒にいる。イイ!
チョウとハリーのキスシーンはあまりに唐突だし、なんだか悲しく、あまり楽しい気分にはなれなかったけれど、それに比べるとロンとハー子さんのアホらしい日常会話はなかなかどうしてあれでもイロっぽいのであるよ。見る人が見れば(笑)。
映画を見る限りでは、この二人、ラブラブです。そこだけは原作より好きでーす。


同じく楽しみにしてた親世代の若き日の姿も、ほんの数秒でおしまいで、なにがなんだかわかりませんでした。
スネイプの気持ちはあれだけでは伝わりませんね。ここ、肝心なんだけどねぇ。
それと、ルーピン先生…出番少なすぎだようぅぅ(涙)。プリーズ!リーマス
トンクスなんかももう初登場なのに泣きたくなるほど存在感ないしね。シリウスでさえ駆け足で通り過ぎた感じですからもう、しょうがないか。
シリウスの最後なんかももうあっけなくて、まさに煙に巻かれたような感じ。
今回初登場だったルーナは、とても良かったです!まさに原作のイメージそのままの魅力的な「不思議ちゃん」。
雪のようなイメージの可愛い子です。今後が楽しみだわん。