陸上界のジェームズ・ディーン「プリフォンティーン」

Gyaoで偶然放送していたのを見ました。
ラッキー!
だってこれ、探してたんだもん(で、探せてなかったんです)。
探してた理由はブレッキン・メイヤーが出ているからですよ。チョイ役、ですけど。


ジャレッド・レト主演のスポーツ実録モノ。
70年代に彗星の如く現れて、24歳の若さで交通事故でこの世を去った、アメリカ陸上界のスター、スティーヴ・プリフォンティーンの生涯を描いている作品です。
ブレッキンは、主人公の友人(同じ大学陸上部の選手)・パット・タイソン役。
この人も実在の人で、後年、ハイスクールのクロスカントリーのコーチになって全米で連続優勝に導いた有名な人らしい。
ジャレッド・レトはなかなかホンモノっぽい走りをしておりました。筋肉の付きかたなんかもリアルな感じ。
このヒト、パッと見は野々村マコト風ですが、なかなかイイ俳優さんですね。こんな力技の演技ができるなんてさ。


こういう映画は放っておいたら自分からは絶対に見ないわけですが、思いがけず引き込まれました。
単なる伝記モノでもスポ根モノでもない、一人の青年の輝きと苦悩を丁寧に描いているので、べつに陸上興味ないしーというヒト(それは私です)でも、充分に入り込めます。
プリ(プリフォンティーンはこう呼ばれている)の出場した唯一のオリンピックは、ミュンヘンオリンピックなんですよね。
あの選手村の事件なども描かれていて、ショッキングでした。
70年代の風俗も細かいところまで再現されてました。
プリの長髪&ヒゲなども、当時の流行ですよねー。
ブレッキンも、こんな↓もみ上げ&ヒゲ野郎と化してます。



キミにこれは似合わないだろう。リンゴ・スターみたい。ちっさいし。
でも、カワイイが(爆)。
関係ないけどこういうスタイルが激似合うのはなんてったってダン・エイクロイドでしょう。


プリは天才的な陸上選手でしたが、あっけなく事故死してしまいます。パーティー帰りの夜道でクラッシュ。
飲酒運転はダメだよねぇ…。その一杯が全てをなくしてしまう。
この映画を見終わって一番に感じたのがそれ(=「ストップ!飲酒運転」)ってのはどうなんだろう?
いいのか、それで。