毎日ショスタコーヴィチ

という番組は、やってもらえず終わるんでしょうね記念イヤーだったのに。
と、BSの「毎日モーツアルト」を見ながら思うわけです。
モツさんにはご本人の(!)ブログまであるんだから豪勢です。この文章書いているヒトは絶妙ですね。お堅いファンもいるだろうに、ギリギリのところでパロってる見事さ。
ショスさんのブログも読みたかったなぁ。
きっと「泣き言を言うのはキライ」とか言いながら日々泣き言のようなことを書きそうな気がしますが。
ま、とにかく。番組はやってなくとも、アタシはもちろん毎日ショスさんを聴いておりますよ。
ここんところ1週間くらい日々欠かさず聴いているのが、弦楽四重奏の7番、8番、9番、10番です。
要するにこれ、1枚のCDに収まっているので、それをローテしてるだけなんすが。
この↓5枚組CDの3枚目です。


弦楽四重奏は、ショスさんにハマりたてのころに聴いたとき「うへー。これは私にはダメだ、ついていけない。」と思って放置してしまったのです。
が、その後しばらくしてショスさんの楽曲をいろいろと聴いた後であらためて聴いてみたら、不思議とすんなりと心に響いてくるのを感じたんですよね。このとき「ちょっとだけ」惹かれたんです。もう一度聴きたい、と。で、聴き終わっても、もう一度というように。そのうち、好きになりました。
最近は、8番を聴いていると「これはもしかして笑うところなのかも」と思い、9番を聴いていると「これはイロっぽいのかも」と思ったりします。
つまり8番にはユーモアを、9番には官能を、感じるようになりました。
そう感じ始めたらなんだかすごく楽しくなってきちゃって。
ショスタコーヴィチの曲って、すごく多層的なんですよね。最初聴く時はアレだけども、聴けば聴くほどイメージが広がってゆく。
固定的な印象で捉えようとしても、そのうち違う顔が見えてくる。
ポーカーフェイスで何層もの扉の下にいろんなものを隠し持ってる、悪戯な作曲家だったのだろうなぁ。
合ってますかw?>ショスさん
それはそうと、このアルバムのジャケ写はどうにかして欲しいです。
全然イケてないじゃないのっ。