髪を20cm切りました

胸元まであった長い髪を顎の下あたりまで切りました。
すっきりした!
年齢を重ねるにしたがって、長い髪は手入れが難しくてNGだとよく言われてる。だから逆に長くしよう!って思ってたんです。あんまり人と同じじゃない方がいいな、気分が揚がるな、って。憧れのスタイルはハリーポッターに出てくるトレロニー先生ね。あんな感じになれたらいいな、って思ってた。
でも、実際問題、手入れがすごーーく大変だった。なんといっても染めるのが大変なの!
私はずっとヘナ染めを自分でやっているのだけれど(純粋なヘナ染めをやってくれる美容院は無いので自分でやるしかない)、ヘナはすぐに色落ちするから月に3回は染めなきゃならない。長い髪だと洗面所のボウルに収まりきらずに毛先がいつも排水口の中にズローーっと入り込んでしまってた。毎度毎度の洗髪後も乾かすのにえらい時間がかかる。毛先は絡むし、汗も籠る。苦心して染めた髪も、ほぼ毎日ひっつめ髪で過ごしているから長い髪を持っている恩恵ってものにはあまり浴していない。結んでばかりでは毛穴も広がる。蒸れて地肌も弱くなる。
ヘナで染めた長い髪は、陽の光に当たると本当にきれいなオレンジ色なのです。その色が大好きで、手放せない、と思っていたからずっと長い髪でいようと思ったのだけど、どのみち結んでいるのなら、切ってしまった方がいいかな、と思い直した。その方がヘナの良さも生かせるなぁ、って。髪も綺麗な状態で保てるだろうし。
なので、諦めて切ってしまったという感じではなく、わりとポジティブに方向転換できました。この歳になると、こういう気持ちの持ち方が大事。
実はこんな些細な事にもずっと悩んでいたのです。髪型一つでこんなに悩むなんてよっぽど暇なのか、って感じだけど(汗)、「〇〇できないから、諦める」というのは精神衛生上よくない。「〇〇の方がいいから、変える」という気持ち的な落としどころが大事だったりすんの。
顎までのボブにして、全体にフワッとパーマをかけました。軽い感じでちょっと若返った(思い込み?w)。洗髪も手入れも髪染めも楽ちんになりました。格段に時短になったしストレスが減りました。何よりも、陽の光の下で、髪色がとても綺麗!ヘナの良さが最大限に生かされてる。気持ちがグイッと上向きました。ふわふわしたオレンジ色の髪が私を元気づけてくれます。ウィーズリー家の一員になったかのようなウキウキした気持ち!

ヘナは「出家」、とも一部では言われています。ヘナ染めを始めたら、もう元のケミカルにはそう簡単には戻れない、という意味らしい。物理的(科学的?)な意味で言われているのだろうけれど、意識的な部分でもそういうのがある気がします。ヘナの良さを生かすために髪型を変えることで、ますますおのれのヘナ信仰(?)を感じました。