昨晩は、キエフ国響のオール・ロシア・プログラムを聴いてきましたー。
演目
チャイコフスキー「幻想序曲:ロミオとジュリエット」
ラフマニノフ 「ピアノ協奏曲 第2番」
チャイコフスキー 「交響曲 第5番」
(アンコール)
チャイコフスキー「雪娘より道化師のダンス」
スコリク「メロディ」
指揮:ヴォロディーミル・シレンコ
ピアノ:ウラジーミル・ミシュク
2012年11月14日 栃木県総合文化センター
ちょっと金欠だったので、天上桟敷(3000円)での鑑賞でしたが、なかなか気分がよかったです。
この席はオケが俯瞰できるのがいいんですよ。音にもさして不都合感じないし。
オペラを見るときには(ワタシ的には)最高の席です。オケピがそっくり見えるからね!
今回はどれも好きな曲ばかり、という嬉しい演目だったので期待していましたが…
結論から言うと、ロミオとジュリエットの序曲は普通に良く、ラフマニノフは期待はずれ、チャイ5は素晴らしく、アンコールはシアワセな気持ちになりました。
オケは人数のわりにはかなり音が出ます。パンチが効いてる、っていうかな。
特徴(?)としては、ダイナミクスの幅をグンとつけた演奏ですかね。盛り上がるところではグイグイくる。
そのレンジの大きさが、ちょっと演劇性が高い感じでスラブっぽい(?)、っていうか。華やかでした。
特に管楽器が全般安定してて(てか、すごく巧い!)、聴きやすかったです。
残念なのがミシュクのピアノかなぁ。
気が抜けてる。
テンポがズレたり、ミスタッチしたりもあって、なんだか精彩に欠ける印象でした。
オケもソリストに合わせるのでやっと、という感じ。
休憩を挟んで2部のチャイ5は一転して気合の入った演奏でしたから、オケもそこんとこよくわかってたんだろうなー。
チャイ5は演奏後もブラボーがたくさん飛びましたからね(協奏曲ではブラボーなしでした)。
オマケのアンコールも奮発して2曲演奏してくれました。こちらもリキの入った華やかな演奏。
アンコール2曲目は全く知らない曲でした。
スコリクの「メロディ」って曲なのですが、そもそもこの作曲家の名前さえ初めて聞いた(汗)
勉強になりますー。
帰り道、寒い夜空に星がたくさん瞬いていました。
こんなにたくさん星が見えるのはここでは珍しいこと。
夜空を見上げて自転車をこぎながら、なんだか心ときめくような気持で胸がいっぱいになりました。
やっぱナマで聴くオケはいいなぁ〜〜。