新春ライブ


行ってまいりました、エレカシ新春ライブ!



1月4日、東京国際フォーラム・ホールA。
「フォーラムだけに、フォーマルで」(ミヤジのオヤジギャグw)ってことで、黒シャツに全員ネクタイというスタイルのエレカシ一同…
…だったらしいのですが、私はそんな晴れ姿、ひとっつも見てません。なんも見えませんでした。
デカいホールの2階席からでは誰がステージに立っているのかもわからない状態。
当然あるだろうと予想していたスクリーン設備がなかったんだようぅ(^^;。
席は2階中央ど真ん中。
歌ってるミヤジが真ん前に見えている……のだけど、それがミヤジかどうかはわからない。
赤塚不二夫の漫画みたいなコミカルな動きだけは見えたので、たぶんミヤジなんだろうな(あんな動きをする人は世間ひろしといえどもミヤジくらいしかいない)、と想像して見ていました。
でもね、顔は見えなくとも、音楽は届きますからね。まぁ、それでいいんです。「いい」っつっちゃー嘘になるけど、まぁしかたがないことです。
歌声は素晴らしかったです。パワフルで伸びやか。すごくよく声が出てました。驚異的なスタミナにも感銘しました。なんて凄い49歳なのだろう。同じ年の同級生として、オノレが恥ずかしくなる思いです。
月並みな言い方だけれども、すごく元気をもらいましたよ。
「行くぜ!」「頑張ろうぜ!」っていう決まり文句も、キレイごとではなく受け止めることができます。
リアルなんだよね。だから胸に響くのよ、すごく。


お正月公演ということで、全体的に威勢のイイ曲が多かったかな。
1部は最新アルバム「RAINBOW」中心に。2部は定番っぽい古い曲が多かった。
初っ端にあまり好きじゃない曲が2曲続いたので、「うわ。ハズレかも」と思ったんだけど、その後は気持ちも持ち直せるセットリストでした。でもまぁ、個人的好みから言うと、やっぱりハズレではあった。
これはもう、単なる私の好みの問題なのでしょうがない。
「曙光」「偶成」などのレア曲もありました。これはラッキー。
私が個人的に聴きたかったのは「武蔵野」「月の夜」「旅」「さよならパーティー」「おまえとふたりきり」「生きている証」「なぜだか俺は禱っていた」「誰かのささやき」「シグナル」「歴史」「部屋」「うつらうつら」「珍奇男」「バケモノ青年」「ハナウタ」「彼女は買い物の帰り道」…あたりで、ことごとくリストに上がらなかったんですが、「彼女は買い物の帰り道」はありました!しかもミヤジのMCとストリングスゲスト付きです。
ステキでした。ちょっと涙ぐんじゃった。
「この曲は上手く書けたと自負してる」というようなコメントでした。ホントそう思います。ミヤジが男を歌った歌でなくても書ける、ということの証明にもなった曲。
「リッスントゥザミュージック」はどうやらエレカシの代表曲とミヤジは認定してるらしい(?)ので、心して聴きましたが、なかなかセツナくて深い曲だったのだと気づきました。特に好きじゃなかった曲だけど、このステージで開眼した。今度からプレイリストに入れておこう。
まぁ、セットリストは個人の好みがあるからいろいろと語ればつきませんが、あちらが選んでいるものなので基本、そのまま受け取ります。文句は何一つございません。
そう。ライブに関しては素晴らしかったです。エレカシはやっぱ凄い!ステキだ!と思ったし、パワーもいただきました。ありがたいことです。


が!

いきなりここからネガティブレポになりますが…
私はやっぱりライブは嫌いだなぁーとしみじみ思いましたよ。
とにかく「場」がダメなのね。
演奏もなにもかも関係ないところで、もう全然ダメ。
あの環境が全てを凌駕するんですよね。圧倒的に不快。
今回はまず、ステージの上にいるのが誰かもわからないくらい遠すぎて見えない…という視覚の不毛。
まぁ、これは席が遠いんだからしょうがない。文句を言ってはダメよ。でも「わざわざ来る理由もなかったかも」とはそりゃ少しは思うよ。
そして、当然ながら他人の動きが邪魔、ってのもある。
エレカシの場合、わりと客の年齢層も高めで、激しい動きとか常識外れのノリってのはほとんど無いのでラクでしたが、それでも視界に入る場所で腕をやたらと振り回してるヤツがいて目障りだったり、前のヒトの揺れ幅(「幅」ね。左右にずーーっと揺れてんの)が大きくて目が回って気持ち悪くなっちゃったり、近くにすっごい酒臭いヤツがいてずーっと悪臭がしてたり…それらことごとくが不愉快。
でも、何よりも嫌だったのが、ホールの構造です!
フォーラムの2階席って、満員の客が一斉に揺れると、床もグワングワン揺れるんですよ。めっちゃ揺れる。
これがもーーーとんでもなく怖くって。今にも床が抜け落ちそうなんだもん!
「うわ。床、めっちゃ揺れてる!」って気づいた瞬間から、頭の中は恐ろしい想像でいっぱいになっちゃって、ライブに集中するのは無理!
私、真ん中ですからね。「床が落ちるとしたらココから折れるんだろうな、私が一番下敷きだ…絶対助からないパターン?どうしよーーー怖いーーー」
…と思ってるそばからミヤジが「今はここがド真ん中〜」と歌う、っていう(汗)。
ど真ん中怖いーーー!
もう、頼むから煽らないでーー静かな曲やってーーーってずっと心の中で叫んでおりました。
マジで怖かった。もうあそこへは行きたくないわ。


まぁ、そんなこんなの初エレカシでした。
ミヤジの凄さに感服しつつ、自分の置かれた状況は不快感の塊で。
やっぱり輝く星を見上げる地を這う生き物だ、という感覚は変わらない…というか、如実にその構造を感じてしまい、それでは楽曲にも心が寄り添いにくくなってしまう、と寂しく思いました。
私がエレカシの曲を聴く環境は、独りで自分の耳元だけで聴くのが一番です。どうしたってそうなのです。
そんなことは最初からわかっていたから、べつにライブに失望したりってことはないのよ。
凄いパワーを目の当たりにできた、という意味でライブに行った価値はじゅうぶんありました。
一度でいいから、見てみたかった。
それが叶って、「ああ、私も頑張らなくては」って心から思えた。
それだけでもういいのです。
今後は家でライブのDVD見て過ごします(^^;
歌ってる姿も演奏している姿もDVDだったらよーく見えるしー。床が落ちる恐怖とも酒臭い男とも闘わずに済むしー。
私はエレカシがものすごく好きだから、「私のエレカシ」を守るために、そうしたほうがいいと思うのです。
私が行かなくても、行きたい人はいっぱいいるもん大丈夫。
だって今日も大入り満員だもん。そりゃもう大人気ですよ。
エレカシは大勢の人たちに愛されてる。
お客さんいっぱいいて、ミヤジ、嬉しそうだったなぁ。
どんな表情をしていたのか、見てみたかった。