そろそろ冬支度


毛糸のポプラさんで開催されたニットモニターコンテストで、こちらに載せたニット作品が優秀賞をいただきました。
やりました〜♪
前回はありきたりの作品(良く言えば普通に着やすい、ってことなんだけど)を作ってしまったので優秀賞は最初から諦めていたんですが、今回はちょっと狙っていったので、無事に選ばれてホッとしました。
作成の意図を評価してもらえたのかな、ってのが嬉しいです。


今編んでいるのはこちら。



セールのワゴンにあったのを、一目見て瞬時の糸惚れで即買いした「DIANA」のブルーグリーンのシルクウール。
めっちゃイケメンの糸さんです!
(色は画像のものよりももっとグリーンよりの深みのあるステキな色なんですよ。これじゃただの空色じゃんか(哀)ホント、携帯カメラの画像って色味がまるで出てこないのね…この伝わらなさ、ハンパないわー)
ワゴンのありったけを買っても5玉しかありませんでしたので、セーターではちょいと足りず。ベストを編むことにしました。
前身頃にアランが入ったもの。後身頃はひたすらメリヤス編みです。簡単で実用的なものになりそう。


ところで。
特集が面白いときだけ買う「ミセス」ですが、今月は迷わず買い。



三國万里子さんの編み物記事と米田倫子さんのニットレシピが載っているのが一番のポイントですが、なんといっても「冬支度」って言葉に惹かれたのが大きいw
好きなんですよ〜冬支度(という言葉の響きが)。
なんかもう、この言葉を聞くとワクワクしてくる。
冬が好き、ってわけじゃないんですけどね。
寒いのはニガテなんです。だからこその冬眠願望のようなものがあるのかも(ただでさえひきこもり風味なんですが(汗))。
ヌクヌクしたものをいろいろ身の回りに用意したり、保存食作ったり、クリスマスやお正月のシーズンアイテムを揃えたり…そういうもろもろの家事のことを考えるのが昔から大好きです。
小さい頃は11月の終わり頃になると毎年、母が年末のスケジュール表みたいな婦人雑誌の付録を貼ってこまごまとした家事のスケジュールを書き込んでいたんです。
それを見るのがホントに好きで。
楽しい冬支度の季節が来た!って感じでね。
大掃除や料理の仕込みの間にツリーの飾りつけや年末の買出しなどの楽しいイベントが入ってたりして、あー私も早く主婦になりたい!と思ったものです。
いざ主婦になると私はどうしょもないダラ主婦で(汗)母のようにちゃんと家事ができるタイプではなかったわけですが、気分だけはいまだに盛り上がるんですよ(一応、計画だけは立てる、ってやつ)。


期待してた三國さんの記事にはレシピが付いてなくて、ちょっと残念。
今月末に新しい編み本が出るそうなので、その宣伝、って感じの今月号の登場だったんでしょう。
この新刊は買う予定。三國さんの編み本はなんだかんだ全部持ってるし(あんまり編んでいないけど。見るだけで楽しいのでいいのだ)
三國さんは今、糸井さんとこの「ほぼ日」で「気仙沼ニット」のプロジェクトもやっているんですね。
これ、いい企画ですね。さすが糸井さん。
気仙沼=漁師町=フィッシャーマンセーター!って発想はオシャレだし、文化的だし、楽しい。
復興支援とかって大きく構えるわけでもなく、地道にハイレベルな手仕事でつながっていこうっていうのがいい感じです。
こういうのを始めても出てきたモノが「おかんアート」じゃどうしょうもないんですよ(そういうのはあちこちでやってる。私も参加したことある。どうしても、いらないものをムダに押し付けてる感がぬぐえない…)。
三國さんやイギリスの本場のニッターさんがきちんと指導する中でのプロジェクトだからこそ、意味があるんです。ちゃんとした一流の手仕事を根付かせよう、っていうね。
そこをわかっているのが糸井さんのセンスのいいところ。ある意味、セレブだから考えつく、っていうか。
そこらの簡便市民感覚ボランティアの発想ではないんですよね。
未脱脂の糸を使ったちゃんとしたアランを編むそうですよ!
それ聞いただけでがぜん興味が湧きますもんね。欲しい!って人、わりといると思う。
油抜きしてない毛糸って、触ったこともないもんなぁ。糸好きとしては気になります。
私も編んでみたい〜。
すっごく立派でエクスペンシヴなセーター(予価10万円くらいだって!)ができそうなので楽しみです。
詳細はこちら。

気仙沼ニット」プロジェクト
http://www.1101.com/knitting/index.html